34話 ページ35
sideA
あ、兄さん。
職員玄関から校舎に入っていきました。
玄弥｢姉ちゃん、お昼一緒に食べたい。｣
A『すみませんが、先生と先に約束していたので…』
そ、そんな絶望した顔で…
玄弥｢ヤダ…一緒に食べるの。｣
A『先生もご一緒って事なら…』
玄弥｢…俺、絶対に姉ちゃんの隣じゃなきゃ嫌だ。｣
ここは折れなきゃいけないようです…
A『分かりました、お昼ね？そう言えばお弁当は？兄さんに作ってもらいました？』
玄弥｢姉ちゃんの料理食べたい…｣
無理です。学校ですから。
玄弥｢学食、兄ちゃんからお小遣い貰ったから。｣
あらあら。
A『学食なんて初めて入りますねぇ。』
天元｢マジかよ、3年居て？｣
A『だってお弁当ありますもん。』
天元｢確かにな。でも学食は美味いぞ。｣
玄弥｢学食、食ってろよ…｣
天元｢今日は愛妻弁当があるからな。｣
めちゃくちゃドヤってますけど…
玄弥｢それ俺食う。出せ。｣
なんかだんだん兄さんに見えてきた…
A『私は優しい玄弥が好きだな〜。』
玄弥｢……俺が食べたいからちょーだい。｣
天元｢言い方変えてるだけじゃねーか。｣
天元(一言で態度変わりすぎ。)
ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ
わを。
何事。
実弥｢玄弥ァ!!部活の無断欠席とは何事だゴラァ!!｣
兄さんの方がよっぽど酷い言葉遣いでした。
実弥｢…！退け、玄弥。｣
玄弥｢や、ヤダ…退かない…｣
実弥｢退かねェなら、｣
退かないなら？
実弥｢部活をやめさせるし、ずっと授業は玄弥に当てるぞ。｣
恐喝がえぐいです。
玄弥｢嫌だぁぁぁ!!｣
そうですよね、ずっと当てられるのも嫌なのにそれが苦手教科だとより
玄弥｢姉ぢゃぁがら離れだくなぁぁ｣
泣いてる…
しかも思ってたのと違いました…
A『よしよし、玄弥。』
背中を擦ると
玄弥｢…ｸﾞｽ…姉ちゃん、今日一緒に帰ろう…｣
天元｢あ？昨日から同棲って決まったじゃねーか。｣
実弥｢いつ決めた！？｣
天元｢だから昨日。Aだって嫌とも言わず来て今日ココに居るしな。｣
ナチュラルな名前呼び…
玄弥｢俺の姉ちゃんを返せよぉ……｣
先生に力なく睨むのやめません？
実弥｢なぁ…俺達より宇髄の方が良いか？お前に負担かけてんのは分かる…けどよォ…｣
まさかの実の兄からの壁ドン。
A『まだまだ姉妹離れは出来そうにないですね。』
天元(多分、一生出来そうねぇ。)
実弥(しようとしねェからな。)
玄弥(絶対にしない。)
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サツキ - 面白さと可愛さが半端ないです！それと、宇髄の字が違うのに気づきました…。 (2020年2月2日 1時) (
レス) id: 4e7951c323 (このIDを非表示/違反報告)
夜月─《 *無人* 》☆(プロフ) - はあああああ、、くっそ可愛いかよ死ぬ (2020年1月17日 9時) (レス) id: 7f57af0fb7 (このIDを非表示/違反報告)
夏蜜柑 - 自然ににやけてしまいました(°▽°)♪ 更新頑張ってください！続き、楽しみです！！ (2020年1月12日 14時) (レス) id: 1f2db930a1 (このIDを非表示/違反報告)
するめ - 更新頑張ってください。楽しみにしています。 (2019年12月31日 22時) (レス) id: 5967363577 (このIDを非表示/違反報告)
梅干し太郎 - 面白かったです！玄弥と 実弥可愛過ぎこれからも頑張ってください！応援してます！ (2019年12月30日 23時) (レス) id: 2e6efde964 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペテン師 | 作成日時：2019年12月5日 21時
