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やきもちカノジョ / まふまふ ページ6

「..やだっ」




「うぅ 、少しだけだよ〜..
一人30秒ぐらいだし..」




「30秒なんて長すぎるよ ..
そんなにも長くまふくんの手に触れるなんて..」




僕の彼女は、僕を凄く愛してくれていて




おまけに独占欲が強い




今だって、座っている僕の隣で




僕の手を触って、離してくれない




「.. ごめんね、これもお仕事だから」




「お仕事でも.. 女の子だもん..」




俯いて僕の人差し指を握る




「ボクのリスナーさんって、女性率高いから..」




「でも、まふくんのリスナーさん可愛い子ばっかり」




そう言って携帯を弄り、ツイッターを見せる




画面に移されたのは




僕のリスナーさんであろう女の子の自撮り写真




確かに、可愛らしい人だった




「..ほら、これなんて..」




見せられたツイッターの位置情報欄




“ まふくんのとなり ”




お、おぉ.. こういうのよく見かけるよ..




「..こ、こういうの、よく見る..」




そう言うと、彼女はバッと顔を上げて




今にも泣きだしそうな顔で僕を見た




「ま、まふくんのとなりは私だもん..っ
可愛さはこの子に負けちゃうけど、
好きの気持ちは私の方が大きいもん..!」




ぽつり 、一粒の涙が頬を伝った




Aは、よくツイッターを見る




それで僕のリスナーさんを見かけるのかな




写真とか見て可愛くて不安になって




握手会とかイベントとかで




僕が他の女の子に目移りしちゃうのが怖くて




こうなってしまうのかな




なんだよ 、なんだよ それ




めっちゃ可愛いじゃんか




「.. 不安にさせちゃってごめんね
ほら、泣かないで 笑って」




人差し指で彼女の涙を拭う




それから、頬をつんつんとつつく




自然と口角が上がって




ほら 、ボクのだいすきな笑顔だ




「やっぱり、Aは笑った方が可愛いよ」




「ふぇ...まふく..っ」




ぶわぁっと涙を溢れんばかりに溜めている




「わあわあ (笑)」




困ったように笑って、優しく抱き締める




「ごめんね..っこんなに嫉妬深くて..ごめんなさ..っ」




泣きながら謝る彼女の頭を撫でた




謝らないでよ もう




「僕のとなりはね、ずっとずっとAだけなんだよ」




何度も頷いてくれて




その姿に、愛おしさを覚える




「あとね .. 」




彼女の耳に近寄って







“ 僕の方がAの事好きなんだよ ”






***
遅くなって申し訳ないです…!

かっこいい【そらる】→←逃走劇のお手伝い【天月】



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作者名:豪華作者様 x他3人 | 作者ホームページ:http://uranai  
作成日時:2017年10月14日 14時

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