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「ほらほら、また仲直りして、昔にみたいに戻るんだろ?…そしたらぁ、ね?お兄ちゃんって呼んでくれても良くなぁい?」
「別に関係無くない?ソレ。」
うん、今更すっげぇ恥ずかしいし。嫌だ。
しかし、それに便乗するのが彼ら。
「えっ!?呼んでくれるの?やったぁー!!」
「ヒヒッ…ほら、早く言いなよ。」
「昔に戻る…かぁ。最高のメモリアルになるじゃないかぁ!」
「え、ちょっ。いきなりすぎでしょ。Aちゃん、困ってるし。」
常識人が一人しかいないってどーゆーこと?カラ松に至っては何を言いたいのかぜんっぜんわからないし。
しかし、そんな唯一の常識人の言葉を気にせずに、「お兄ちゃんって言え。」なんて迫ってくるもんだから、ホラーなことこの上無い。
「お兄ちゃんって呼んでくれないの?」
うっ…
あざトッティめ…
「……お」
「お?」
「お…」
「お…お、おそ松兄さん!!」
言えるかバカ野郎!!これが限界だっつーのッ!!
「えー…そう来るかぁ…。…ま、呼び捨てよりはお兄ちゃん感溢れるし?…まぁ、許すっ!!」
おそ松はそう言って私の頭をガシガシと撫でる。やめれ、髪型が崩れる。
「ねぇねぇ、俺達はー?」
「はいはい、十四松兄さんね。」
「フッ、sister。俺のことも、そう呼んでくれても構わないぜ?」
「イッタいよね〜。カラ松兄さん。」
「……お、俺も…。」
「一松兄さん。……それと、チョロ松兄さん。」
「えっ、あ、あり…がと。」
なんとなく、チョロ松も言ってほしそう…だったから。
「僕はー?」
「トッティ兄さん。」
「え」
「ぶっはwwwトッティ良かったなぁ〜」
みんなも苦笑だの失笑だの、爆笑だのしながらトド松を囲む。
良くね?トッティ兄さん。
「えぇ〜…。Aちゃん、そりゃ無いよぉ〜」
「わかってるって。ごめんね、トド松兄さん。」
…これで、また、昔に戻れたのかなぁ…?
昔の自分が私を見たら、合格って言ってくれる?
…ま、これも全て、みんなのおかげ…かぁ。
「ありがとうね、……お兄ちゃん。」
「あっ!テメッ!!それ俺の!!」
「もう食べちゃった。」
「わぁーい!お肉おいしいぃー!!」
「もうっ、兄さん達うるさいよ!」
「それはsisterのために焼いてたっ!!」
「みんな少しは静かにしてー!!」
私の言葉、伝わったかな…
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モノクロアリス(プロフ) - 桜さん» コメントありがとうございます!!頑張って更新しますね♪ (2016年6月21日 6時) (レス) id: 588f4773fd (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 続き待ってます! (2016年6月21日 0時) (レス) id: a4c5690381 (このIDを非表示/違反報告)
モノクロアリス(プロフ) - ノンのんさん» コメントありがとうございます!!そう言ってもらえるとうれしいです♪これからも頑張るので、よろしくお願いします! (2016年6月16日 6時) (レス) id: 588f4773fd (このIDを非表示/違反報告)
ノンのん - 続きが気になってしまいました!楽しみにしています!∂∀∂ (2016年6月16日 1時) (レス) id: 73664a4e4a (このIDを非表示/違反報告)
モノクロアリス(プロフ) - ちょこさん» ありがとうございます!!どちらも応援していただき、嬉しいです!!これからも頑張るので、よろしくお願いします! (2016年6月15日 18時) (レス) id: 588f4773fd (このIDを非表示/違反報告)
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