お兄さん ページ14
と、言うわけでタリーズナウ←
いやぁ、さすがにスタバァは…トド松君いそうだし…2回目は…ほら、お財布の問題もあるし?
私の前に座っている彼は緊張ぎみ。もしかすると、こういうところに慣れてないとか?
兄弟でも、結構違うみたいね…。
「いきなりで悪いんだが…トド松とはどんな関係なんだ…?」
…ずいぶん、いきなりだねぇ。
一口ラテを口に含んだ。あ、あったか…。
「んー…まぁ、ただの知り合いだよ。関係とか…それ以上でもそれ以下でも無い、かなぁ。…まぁ、基本トド松君とは仲良くさせてもらってますよー。」
そう言うと、彼は「そうか…」とちょっと安心した顔をする。
うん、普通の反応だよね。
「いつの間にかわいい弟にこんな彼女ができてたとかになってたら、それこそ血祭りな気がするし。」
「いや、もしAがトド松の彼女になってたらトド松が血祭りの対象だな。」
なんとまぁ。
どーゆーこったい。
まぁ、それ以上突っ込もうとも思えないし、この話題はすぐに消えていった。
「今更、遅くなってしまったが、弟と仲良くしてくれて、ホント、ありがとな。」
唐突に改まって彼はそう言った。
「いやいや、そんな仲良いって訳じゃないっすよ〜」なんてジョークでも言おうかと一瞬思ったけど、彼の瞳は真剣ものだった。
「こちらこそ、ありがとうございます。」
「俺達、六つ子だから、昔から結構周りに何となく、疎外されていたんだ。だから、トド松にとって、こんな関係を築けることは良いことだと、思うんだ。本当にありがとうな。」
何て、
何て良いお兄ちゃんなんだお前は。
トド松ぅ、お前マジで幸福もんよ?お前。
良い兄貴を持ててほんっとーに良かったなぁ!!
そっかそっか、やっぱ六つ子だとそう…な、るか……?
「六つ…子……」
・
・
・
「は、え、六つ子ぉぉぉぉぉぉおおおおあああああああ!?」
「あ、ちょっ、こ、声っ、目立ってるぞ!」
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めみお(プロフ) - すごく心がほっこりしました((←面白かったです! (2017年3月5日 22時) (レス) id: 58e24e3a39 (このIDを非表示/違反報告)
壱乃夜 茲菜(プロフ) - なんかこういうの珍しいな〜って思ってなんか自然体で面白かったです。 (2017年3月4日 17時) (レス) id: fbb5573b95 (このIDを非表示/違反報告)
モノクロアリス(プロフ) - ルアさん» コメントありがとうございます!!とても…とてもっ励みになります!!((((これからも、頑張っていくので、よろしくお願いしますキリッ (2016年12月2日 20時) (レス) id: 588f4773fd (このIDを非表示/違反報告)
ルア - 面白かったです!更新楽しみにしてますね! (2016年12月2日 19時) (レス) id: 717ccb223a (このIDを非表示/違反報告)
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