ぶれいくたいむ 【トド松】

○ ページ13

ウィンクをされた私はどうすればいいのかわからず。

とりあえず、何となく無視はできなくて彼のもとへ向かう。



近付くと、更にトド松に似てるなぁ、って感じられる。
まさかのドッペルゲンガーとかっ((((



「ど、どもー…」

「フッ、待たせたなぁ、カラ松girl。」



からまつがーるって何。

そしてイタい。



うん、この人、トド松君では無いわ。
声も違うし、よくよく見てみると眉毛とか、口元とか違うわ。


もしかして、トド松君のお兄さんとか…



ほら、前に言ってたじゃん。奇跡のバカでイタくて自意識ライジングでry


今のところ、イタいのはわかった。じゅーぶんにわかった。




「あの、初対面で申し訳無いのですが…トド松君のお兄さんですか…？」


そう聞くと、彼は目を見開いた。

え、何。そんな驚くこと？



「あ、あぁ…そうだ。トド松の知り合いなのか？」

「まぁ、一応…」


そう答えると、ぶつぶつ呟き始めた。



「つまり、カラ松girlではなく、トド松girlなのか…」


うん、だからからまつがーるって何やねん。とどまつがーる？何それ知らん。



「自己紹介が遅れたな。俺はカラ松と言う。よろしくなっ。」

「えっと…私はA。よろしくー。」


「そっか、Aか。良い名前だな。」



ぐっ…

カラ松の笑顔の破壊力半端ねぇ…。


君、カッコつけないで純粋に自分出してた方が良いって。


「あ、そうだ…。ちょっと、話さない？」


どうせ、今日はもう暇だし、何か話したい気分。



「え？…あ、お、おう。」

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