２６、俺が… 赤司side ページ2
救急車のサイレン
何度呼んでも動かない瞼
生温かい鮮血
赤「っ…」
俺は手術室の前で４０分程前の事を思い出していた。
俺は…何をしているんだ。
１番守りたい大切にしたいと思った人に、守られ＿＿＿＿大怪我をさせた。
俺は…目の前で・・・。
緑「＿＿！赤司！聞いているのか！」
…顔を上げると緑間が正面に立っていた。
周辺には俺が呼んだ黒子達もいた。
赤「…悪い。なんだ」
緑「…まず、手を開け」
掌には爪の跡が付き、血が滲んでいた。
赤「…ああ、無意識だったよ」
緑「・・・・・詳しい状況はわからないが、１つだけ確かなことを言おう。
赤司、お前は悪くない」
赤「はあ？」
俺の顔は馬鹿馬鹿しい冗談を聞き返すように歪んだ。
赤「あの場所にいなかったお前に何がわかる？
あの時Aはぐずぐずボールを眺めていた俺を庇って落ちたんだぞ？」
緑「わかる。お前はAが危ないとわかれば身を挺して守ろうとするはずだ、そういう奴だ。
…今日は、１度貧血で倒れたらしいな。保険医から聞いたのだよ」
赤「…そんなことじゃ俺が悪くなかったという理由にはならない」
そんなことじゃ…
黒「・・・聞いてて思ったんですが、Aさんは赤司君を守りたくて落ちたんですよね。
なら赤司君は”自分が悪い”なんて言っていないで黙ってAさんに感謝するべきです。
それに、ここで赤司君がグチグチ言っても、こうなってしまったの変えられないんですから静
かに待っていませんか？」
黒子が珍しく強く、怒気を含んだ口調で言った。
・・・全くその通りだ。
赤「・・・緑間、黒子悪かった。動揺していてな」
青「…赤司が落ち着いたところでよ、Aが落ちた時のことを教えてくれねぇか？」
気づくと黄瀬、青峰、紫原、桃井も近くに集まっていた。
赤「ああ…」
手術室のライトが消えた。
赤「話はあとだ」
ドアが開き、医師が出てくる。
全「Aは！！？」
「大丈夫。命にで別条はありません。今は東棟１０２室で安静にしています。ですが＿＿＿」
俺は部屋が分かったと同時に地面を蹴った。
後方からも足音が聞こえる。
＿＿＿＿１０２室！！
ガラッ！
中に入ると、ベッドに上体を起こして座っている＿＿
赤「Aっ！！」
駆け寄り、Aの傍へ。
赤「A！！よかっｔ…」
俺の声は、彼女の紡いだ言葉によって消えることになった。
貴「えと・・・どなたですか・・・？」
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緋蓮 - 燈歌琉さん» そーですよー (2014年6月12日 22時) (
レス) id: 8eb1d25af2 (このIDを非表示/違反報告)
燈歌琉 - 緋蓮さんは受験生さんなんですかぁ？？ (2014年6月12日 21時) (レス) id: 743d52c214 (このIDを非表示/違反報告)
緋蓮 - 響翔さん» 大丈夫ですありがとうございます。気持ちだけで本当嬉しいです(*´ω｀) (2014年6月1日 22時) (レス) id: 8eb1d25af2 (このIDを非表示/違反報告)
緋蓮 - 黄緑の猫さん» いえいえ、私も駄作ですよ。しかも勉強しないで漫画＆ウラツク＆アニメばっかりの受験生です(;´∀｀)← (2014年6月1日 22時) (レス) id: 8eb1d25af2 (このIDを非表示/違反報告)
響翔(プロフ) - すみません。星なんですけど、一番右端押したかったのに、右から二番目になってしまいました。ほんっとにすみません。 (2014年5月31日 18時) (レス) id: a680a508a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋蓮 | 作成日時：2014年5月12日 22時
