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4,告白現場 ページ5

「好きです!………あの、付き合ってくれませんか?」

わぁお、告白現場に遭遇‼
とっさに隠れた私だけど、告白した女の子の顔しか見れなかった。
男の子の方が見たい!!!!

「悪いけど」

ん?
この声、私知ってる。

「オレ、好きなやついるから。」

パタパタパタパタパタ………。

女の子は目に涙を溜めながら走り去ってって言った。

私はそっと、出てきた。
あ、やっぱりあの声、上杉くんだったんだ。

「かわいい子だったのに、もったいないね。」

上杉くんの後を追い、ひょっこり顔を出した。
一瞬ポカンとして、そのうち、フッと目を細めて笑った。
私、この笑顔結構好きなんだよね。

「どうせ顔だけで選んだんだろ。オレと一緒にいて性格わかったらすぐ離れてくタイプ。」

細かいとこまで考えるなぁ……。
そういうのって、理数系の人の特権だと思うな。

「立花はさ、今のオレと、付き合える?」

え?どういうこと?

「お前は俺と付き合ったら離れていかない?」

「行かないよ。だって私、上杉くんを充分わかってるもの。」

上杉くんは、ポッと赤くなって私の横を通り過ぎて行った。
ちょっと照れ臭そうに笑っていたのは気のせい?



この光景を

見ていた者がいた。

憎しみの目で、

少女を見つめていた。





腐りかけていた運命の歯車が、狂い始めた。

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花奈 - ですよね……。なんか自分で書いていても、「うわ、この子怖い……。」と思います。 更新ペース早められるよう、頑張ります!感想ありがとうございました(^O^)/ (2016年7月18日 22時) (レス) id: 115183edb7 (このIDを非表示/違反報告)
遥華 - 絢愛ちゃん怖い((((;゜Д゜)))更新楽しみにしています。 (2016年7月18日 19時) (レス) id: fad0883a16 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花奈 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2016年7月11日 22時

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