シンタロー.02 ページ6
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シン「お前なぁ、耳に息吹きかけるなって何度言えばわかっ…んっ///」
言葉を遮るように耳に吹きかけられた息。
くすぐったくてびくっと身体が反応した。ああ、変な声出たっ……!!///
シン「だ、だから、やめろって……//」
恥ずかしくなってAを睨み付けるとAはクスクスと笑って、
A「やーだねっ。だってシンタロー耳弱いし、面白いし〜」
「面白いってなんだよっ」と言いかけるとAは
わざとらしく俺の耳に息を吹きかけ、そのまま噛み付いてきた。
シン「ひっ…や、ややややめっ///」
身体がぞくぞくとして一気に脈が速くなった。どくどくと心臓の音がうるさい。
A「え〜…?やめろという割にはそこまで嫌がってるように見えないんだけど(ニコッ」
今にも悪魔の角と尻尾が見えそうな笑みを浮かべ舌をちろっと出す。
こ、こいつっ……!!
シン「せ、せめて離せ」
A「普通に離しちゃったら面白くないから『離してにゃん☆』とか言ってみてよ、シンタロー」
シン「そ、そそそんなこと言えるかっ!!!バカッ!!///」
A「じゃあ離してあーげないっ」
そう言ってAは楽しそうに笑いながら俺の耳を優しく撫でてきた。
その所為で俺の身体は嫌でもびくっと反応してしまった。
おまけに「ひゃっ」などと声を出しとんでもなく恥ずかしい痴態を晒してしまい、
俺のHPはもう残り1となってしまった。
……もう、俺は婿にはいけない。
何せ、こんな恥辱を受けてしまったからだ。もう無理、もうやだ…
…ニートという生き物は脆いんだ、もっと優しくしろ、敬え((
A「さっきのやつ言ってくれないとモモにシンタローの今の顔写メって送るよ?」
シン「うわああああああああ!!!??///そ、それだけは、それだけはやめてくれッ!!!」
モモに送る=エネにも見られる。
あ、兄としての威厳が……またエネにバカにされる…
そ、それだけは…勘弁してくれ……
俺はきゅっと唇を噛み、自分のプライドを捨てる決意を固める。
「は、は……離して…にゃんっ……////」
そう言ったと同時にピロリーンという音が聞こえ、Aから開放された。
全く嫌な予感しかしないのだが、恐る恐るAの方を見てみると…
A「シンタローの恥ずかしい思い出永久保存☆」
録音機を片手にピースするAが……。
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みきゃん - キドかわえぇ (2015年6月27日 10時) (レス) id: 7ae9df8545 (このIDを非表示/違反報告)
しの@ヒビヤ腐(プロフ) - シンタロー可愛いよぉー! 更新頑張ってください! (2014年8月25日 15時) (レス) id: 84c67d5233 (このIDを非表示/違反報告)
日菜(プロフ) - キドMサイコーーー!!続き気になります!! (2014年8月19日 21時) (レス) id: 8e5862c2fd (このIDを非表示/違反報告)
ミカロン(プロフ) - キドM可愛いです!続きはあるんですか?気になります! (2014年8月5日 1時) (レス) id: 5967c721ce (このIDを非表示/違反報告)
陽南(プロフ) - 続きが気になります!更新頑張ってください!!!!!! (2014年5月3日 0時) (レス) id: b4fa45aabd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜音 | 作成日時:2013年9月21日 14時