【黒バス参加者募集】あの人達のキョウダイ・イトコの物語【小説】

今吉 那月編〜起床〜 ページ4

周りを見れば少し薄暗い部屋

近くのカーテンから光が差してきて少し眩しい

カーテンから差す日光が腹ただしくカーテンを閉めようとするものの動けない

ただ単に布団から出たくないだけだけど・・・

頭まで掛け布団をかぶりもう一度目を閉じると突然部屋のドアが空いた

「那月〜起きんと学校遅れるで〜」

この独特な訛りと声・・・

お兄ちゃんだ・・・

起こしに来てくれたのはわかるがさすがに出られない・・・

布団に顔を埋めると身体に冷たい空気と光が当たる感覚がした

お兄ちゃんが布団を外したのだ

『ちょっと待ってお兄ちゃん
調子悪くなくるからカーテン閉めて
それか布団返して』

「はよ着替えてフードかぶればええやろ
ほら、さっさと着替え〜」

うぅ・・・

さすがにもう動きたくない・・・

今日1日家で引きこもりたい・・・

って今更だけどなんでお兄ちゃんいるの！？

いつも寮じゃなかったっけ？

「なんや、昨日話したやろ
久々に帰ってこれたから家から学校行く言うたやろ」

『そうだっけ？
てかサトんないでよ！
着替えるから出てって〜」

お兄ちゃんを追い出して制服に着替えてメガネをかける

持っていくカバンの中に教材と筆箱を詰め始める

ふと、目に映ったメモ帳中身を覗くとみっしりネタが書いてあった

そっかネタ帳切れてたんだっけ

ストックから出しとこー

引き出しからメモ帳を取り出してポッケに入れると少し小さめのペンもメモ帳に挟んでおく

フードを深くかぶり部屋を出てリビングに行った

さすがにもうだるい・・・

1日引きこもりたいなぁー

お兄ちゃんいなきゃ休んだのに・・・

学校・・・

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