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NO.1 「私が一番」 ページ1

顔に自信はあるか?
誰しもが持っている顔。誰もいないだろうなかなか自信持ってyesとは。

でも、私はいえる。

なぜなら、私は可愛いからだ。

形の整った綺麗な眉。
長く多くあるまつげ。
二重の大きなくりくりとした目。
すっと細く少し高い鼻。
ぷっくりとした赤色の唇。

こんな容姿をもっているのだ。
当たり前なのだろう。
登校してるだけでも誰もが振り返る、頬を赤くする。
目を野生の本能かのように向けてくる。

学校に着けば男子達は私を取り合う。
「あ、あの!姫島さん!もし良かったらカラオケは!」
「バカ!!そんなところに姫さんを連れていくな!だったら俺と遊園地に行きましょう!」

ワイワイと目の前で騒ぎ出す。
私が、

「えっと、皆さんの気持ちは嬉しいのだけれど私用事があって、それとここでは迷惑になっちゃうので、ね?」

と言うだけでも

「あ!いえいえ失礼しました!」
「本当に美人で、性格よくて・・・
え、何これ俺死ぬんだけど。」
「おい!行くぞ!」

静か?に去っていってくれる。
女子の評判は五分五分で。

「本当に美人だよねぇ〜。うらやましいわぁ〜!」
「チッ まった調子乗りやがって」

慣れている。だから、いい評価をしてくれる人たちには笑顔を向ける。

「 あ、おはよう! キャー!こっち向いてくれた!」

そして、いい評価をしないやつには
すれ違い様に

「ここの頂点が誰か分かって言ってるでしょ?早く直さないと痛い目に合うかも、ね?」 と言う。
「!はぁ!?てめぇ!なめるのもいい加減にしろ!」

そうしたら胸蔵を掴んでくるから

「ッ ひっ!だ、だれか!」

こういうだけで男子が来てくれて慰めてくれる。

そんな日常が壊れたのはあいつが来てからだ。

ガラッ 教室の扉が開いた。

「いよっーし。転校生急だが来たぞ。紹介するぞー。よしこい」

はやい。佐東は適当すぎるがあまりにも適当すぎる。

「あ、はじめまして!美原茜と言います。よろしくお願い致します!」

なーんだ、もっと地味なやつかと思った。
美原茜は綺麗な黒髪黒目だった。
私は明るい茶髪だ。地毛で。

肩ぐらいの髪。
アーモンド形の目。
鼻は小さくシュッとしている。
桜色に近い唇。

可愛い。私ですら思った。
でも私は負けないと思っていた。

でも実際には違っていた。

「許さない」→



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作品ジャンル:ホラー
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嘘つきピエロ - 心に響くものがあってめっちゃ惹かれました! (2020年11月29日 1時) (レス) id: f059c2a2b0 (このIDを非表示/違反報告)
レイン - ドォナツさん» 返信遅くなりすいません!ありがとうございます!こういう世界観って書くのが難しいんでそう言ってもらえて嬉しいです!ありがとうございます! (2020年5月14日 18時) (レス) id: 05e6c43b69 (このIDを非表示/違反報告)
ドォナツ - ダークな世界観が大好きです!応援してます (2020年5月7日 16時) (レス) id: 871381f269 (このIDを非表示/違反報告)
レイン - haru☆さん» うわああああ!すごい嬉しいです!私が好きな世界観を私なりに作っているのでそう言ってくださって嬉しいです!ありがとうございます! (2020年4月21日 22時) (レス) id: 05e6c43b69 (このIDを非表示/違反報告)
haru☆(プロフ) - 世界観が凄い好きです、更新頑張ってください! (2020年4月21日 19時) (レス) id: 8a171a65b4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レイン | 作者ホームページ:http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/  
作成日時:2020年2月22日 13時

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