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夜空176 ページ26








―そして俺たちは家へ向かって帰っていた。



あ「すっごく楽しかった!りんご飴も美味しかったし。」



カ「そうか...Aが喜んでくれたのなら俺は嬉しい。」



さっきのことが気になりすぎて、イカ焼きをしっかり味わえなかったが...



あ「...カラ松君、どうしたの?」



カ「え...」



俺たちは一旦街灯の下で立ち止まり、見つめ合った。



あ「...さっきからなんか、元気ないなって思って。何かあったの?」



カ「...神木も、来てたんだな。初詣。」



あ「え、う、うん...」



カ「...どうして、神木の告白断ったんだ?」



あ「え、聞いてたの!?」



カ「すまん、悪気はなかったんだが...」



俺がそう言うと、彼女は頬を赤く染め顔を伏せる。



カ「...どうして、振ったんだ?」



あ「...簡単だよ。祐也君のことは好きじゃ...ないから。」



カ「...好きな人がいるのか?」



あ「え、うん...まあ。」



カ「...誰だ?その好きな人。」



あ「...どうして、聞くの?」



カ「なんとなく、気になるから...」



Aはそっと顔を上げ、俺を見つめるが...その顔はすごく赤かった。



あ「じゃあ、カラ松君は...いるの?好きな人...」



カ「嗚呼、いる。」



あ「そうなんだ...カラ松君が好きになる子だから、きっと可愛い子なんだろうね。」



カ「...知りたいか?」



あ「え?うーん...知りたいけど、知っちゃったら...ショック受けるかも。」



Aは苦笑いして言うが、その目はなぜか少し悲しそうで...



カ「どうして、ショックなんだよ。」



あ「そ、それはわかんない...」



カ「へぇ...」



こいつはホント、期待させるよな。



Aには好きな人がいる。



きっと優しいいい男なんだろう、俺とは違って。



だけど、俺は...



カ「...俺は、Aが好きだ。」







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設定タグ:おそ松さん , カラ松 , 紗也   
作品ジャンル:恋愛
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紗也(プロフ) - パロムさん» コメントありがとうございます!見ていただけてすっごく嬉しいです!頑張ります♪ (2016年1月21日 18時) (レス) id: b1705a050e (このIDを非表示/違反報告)
パロム - いつも見てます!1日に5〜10位の話を乗せるなんて神ですよ!!もう、いつもワクワクです!これからも頑張って下さい!!! (2016年1月20日 20時) (レス) id: 6ded97b986 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紗也 | 作成日時:2016年1月14日 18時

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