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冷めない興奮に酔いしれていると業がアタシの名を読んだ。
そのお陰かアタシの意識は現実に戻ることができ、現在の状況をその目で見る。そして少し冷静になってきた頭で改めて自分の行動を振り返った。新たな一歩を踏み出す為とはいえとんでもない事をしたわねアタシ…。
まぁ、やってしまったものはどうしようもないし、後悔もしてないわ。と早々に自己完結し、業と殺せんせーの元へ戻った。
「ねぇ、どうだったアタシのシュート！」
まだ体から熱が抜けきっていないのか少し興奮気味に聞くアタシに業は腕を肩に回し、顔を近付けながらシュートの感想を言ってくれた。
「最高にキマッてたよ睡。見てるこっちも興奮しちゃった」
「えぇ、新たな一歩を踏み出した君に相応しいシュートでした」
「でしょ！でしょ！」
「けどさぁ〜……シュートした後に見せたあの顔、今後するの禁止ね」
「え？」
シュートした後に見せた顔って……アタシどんな顔してたのかしら？
詳細を求めるように殺せんせーに視線を向けるけど、赤く染めた頬に触手を当て、
「先生も業君に同意見です。先生、思わず開いてはいけない扉を開きそうになりました……」
アタシから視線を逸らしながら言った。
ねぇ！！本当にアタシどんな顔してたの！？
そんなアタシの心情を察してか、業が教えてくれた。
「殺せんせーに手入れされた時のビッチ先生よりもヤバい顔だったよ」
あ、それはヤバいわね……。
というかクラスの皆に見られなくて良かったわ。と心の底から安堵した。
今度から気を付けなくちゃと意志を固めていると、業が殺せんせーにアタシが答えを無事見つけられたのと新たな門出のお祝いに何か奢ってと提案した。
「俺、フランスのマカロン食べてみたいな〜。睡は？」
「えっ！あ……じゃあ、カヌレがいいわ。いいかしらせんせー？」
「えぇ、勿論いいですとも。それに先生、それ以外にも食べたいスイーツがあるのでそれも食べましょう！」
さっきまで甘いものなんてもう懲り懲りだったのに、何でかしら…今ならどれだけ食べてもいけちゃう気がするのよね。
善は急げと殺せんせーを先頭に歩き始める。アタシは肩に腕を回されたまま業と横に並ぶように歩く。
すると背後から誰かの声が聞こえた。後ろを振り向こうとするけども業がそれを阻止するかのように歩くスピードを速めた。
このまま一度も振り返る事なくアタシ達はこの場から離れた。
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黒帽子(プロフ) - マジモンの名無しさん» コメントありがとうございます。はい、名前は固定にしています。 (9月29日 23時) (
レス) id: c6197c58a9 (このIDを非表示/違反報告)
黒帽子(プロフ) - チエリー・ルミさん» コメントありがとうございます。そうですねなるべく大人の女性に見えるようにとあと色気があるようなキャラにしましたww (9月29日 23時) (レス) id: c6197c58a9 (このIDを非表示/違反報告)
マジモンの名無し(プロフ) - お名前って固定ですか (9月29日 16時) (レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
チエリー・ルミ(プロフ) - 見た目ママンだww (7月5日 15時) (レス) @page29 id: 642921c4b7 (このIDを非表示/違反報告)
黒帽子(プロフ) - 黒糖さまでーすさん» 睡君の事をそこまで言ってくださるなんて作者感激です！！イラストの感想もありがとうございます！後々睡君の暗殺教室時代のイラストも載せようかなと思っております。 (2023年3月21日 0時) (レス) id: 5ad37fcfe0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒帽子 | 作成日時：2023年2月4日 23時
