バァカ*8 ページ8
.
大学を出てバイトへと向かう。
有名チェーン店で働いてる俺だが、知り合いが来た事は一度もない。
だから、ここのバイト先を選んだんだ。
……知り合いが来ないから、ここのバイトを、選んだはずだった。
「これください！」
目の前では笑顔ではしゃぐAとその友達。
Aに会えたと喜ぶ俺の頭は暑さでやられてしまったんだろうか。
こんなクソ暑いのに、クソ暑いスープ頼みやがって。
周りの友達はアイスやらスイーツやらを頼んでいるのに、そういうところ、本当に変わってねえ。
笑いがこみ上げる。
少しクスッと笑ったら、隣からイキナリ話しかけられた。
「……真くーん？ どうしたの？」
声の主は、
茶髪でゆるふわのパーマをかけており、目はクリクリとした二重。
所謂可愛いの部類に入るソイツが、俺は苦手だった。
このバイトで唯一不満があるとしたら、コイツの存在だった。
地声なのかは分からないが、やたらと高く甘い声。
身長が低いからか顎を引いてるのか知らないが、ずっと上目づかい。
周りから可愛い可愛いと囃し立てられてきたのか、容姿には自信を持っているようだ。
だから、俺は苦手。
元々女子という存在が好きではないが、コイツは特別苦手だ。
だから話しかけられるのは嫌で、極力無視しようと誓ったのだが。
まさかコイツの前で笑ってしまうとは……。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 54人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まよまよ(プロフ) - 九尾さん» ありがとうございます！ものは考えよう、ですよね笑 (2015年9月4日 18時) (
レス) id: a7c3ca81a7 (このIDを非表示/違反報告)
九尾(プロフ) - 終わりかたが、もの凄く好きでした、人それぞれに色々な考えがあるなって、お疲れ様でした。 (2015年9月4日 8時) (レス) id: 0ae4922b71 (このIDを非表示/違反報告)
まよまよ(プロフ) - ４６猫さん» ありがとうございます！ 更新頑張ります♪ 花宮くんゲスいくせに健気で応援したくなりますよねw (2015年7月26日 13時) (レス) id: a7c3ca81a7 (このIDを非表示/違反報告)
４６猫 - 凄く面白かったです！更新頑張って下さい！個人的に僕は、花宮君と夢主くっつけたいですｗｗｗ (2015年7月26日 3時) (レス) id: 3bb8decfb6 (このIDを非表示/違反報告)
まよまよ(プロフ) - けめこ さん» ありがとうございます!! 頑張ります(｀・∀・´) (2015年7月19日 22時) (レス) id: cac4b5f2a4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
