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見学 ページ3

Aside


「え?見学?」

黒子「はい、ボクと青峰君が練習してるところでよければ見ていただけませんか?」

「見れるのは嬉しいけど…どうしたの?急に」

黒子「実は…」

テツ君は自分だけのバスケスタイルが何かを探していると言った。

黒子「Aさんは人をよく見ているところがあるので、何か気づくかもしれないと思って…どうですか?」

「私が役に立つか分からないけど…それでも良かったら喜んで!」

黒子「!ありがとうございます…!」


そして放課後の体育館…

青峰「あれ?テツ、誰だそいつ」

黒子「この前話したじゃないですか…Aさんですよ」

青峰「あーそういえば…テツのクラスメイトの奴か!」

「うん…青峰君だよね?よろしくね!」

青峰「おお!」

私はこの日からよく練習を見学するようになった。


それから青峰君とも仲良くなり、私は大輝君と呼ぶようになった。


青峰「どーよそんで、見つかりそうか?赤司が言ってたお前だけのバスケスタイルってのは」

黒子「…まだです」(ズーン…

青峰「だろーなー」

「そういえばその赤司君ってどんな人なの?」

青峰「ん?あーうめーよ、アイツは」

「へ〜」

赤司君は頭が良く、常にまわりも見えており、PG(ポイントガード)としては文句ないそうだ。

黒子「じゃあやっぱりボクがPG(ポイントガード)を目指しても違いますね…」

「そうだねぇ……テツ君ってシュートは苦手なんだよね?」

黒子「はい…」

んーじゃあやっぱり必要なのはパスやアシストかなぁ……


私達は本屋さんの前を通った。

「あ、私ちょっと買いたい小説が…」

黒子「ボクもです」

青峰「おーじゃまた明日なー」



私達は本屋さんの中に入る。

んー……っと………ん?これ…………

私はある本を手に取った。

「テツ君!これ!」

黒子「?……!これは……!」



これならテツ君だけのスタイルを見つけられるかも…!!

自分だけのスタイル→←入学式



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作者名:スガ | 作成日時:2019年10月30日 20時

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