愛知兄妹のおはなし さんっ！ ページ33
『これ方言トークになっとらんやん』
東「和歌山さんしーっ！！」
千「東京さん手遅れ」
はいはいどーも！和歌山さんだよっ☆
うーんと、前回は愛知ちゃんがアレでアレだったね！
え？分かんないて？
見返せば良いんやない！( ´∀｀)←
東「読者様方に見返させるお手数をかける位ならば私達による格闘の六時間をはしょらないで書いてほしかったものです」
『ほんとそうやんな』
千「お前らまじでさっきから何言っとるの！？」
あや、本当…つい口が((
でもでも！六時間くらい止めようと頑張ってたんよ！？
例えば通りかかった岐阜君にお手伝い()して貰ったり
三重さんに協力()して貰ったりしたんやけどなぁ…
そんな風に色々思い返していると、睨みあっていたはずの二人の声が教室から聞こえた。
尾「たいぎゃあにしときゃあせ、こんたわけ」
三「言いたいことはそれだけかん？」
尾「あ”？」
三「わらけるやぁｗ」
数時間も引かない兄に痺れを切らしたのか、愛…いや、尾張ちゃんが暴言を吐く。
しかし、歳の差とも言うべきなのか兄の威厳というものなのかバカにしたように挑発する三河くんは、尾張ちゃんとはまた別の怖さがあった。
尾「おみゃー…。だまっときゃーよ」
イラつきが隠せないようで、今までのような特徴的な女の子らしい声と表情は消え、今まで聞いたこともないような低い声で唸るように言った。
三「おみゃーがな」
三河くんもそれに合わせるかのように、冷たい目で言い放つ。
尾「チッ…ドっムカつく」
三「…は。殴られたいかん」
おそらく「殴られたいのか」といったであろう三河くんの言葉からは冗談らしき雰囲気は全く見当たらなかった。
尾「……」
威圧感に押されたのだあろうか、一瞬黙った尾張ちゃんは三河くんを睨み、教室の机を思いっきり蹴り倒して出て行った。
静かな部屋に轟音が鳴り響く。
最後に見た尾張ちゃんの目の赤色がより一層怖さを醸し出していたが、一瞬悲しそうに赤色が翳っていた。
東「み、三河くん、愛…いや、尾張さんが…」
三「あいつのことは愛知でええよ。俺はあいつとは全く違うから」
東「…え…」
そう言った三河くんの目には感情が一切感じられない。まるで縁を切ったような態度だ。
いつもなら、二人の時は愛知っていったら絶対喧嘩になるのに。
三「そんなんほっときゃあいい」
そういった三河くん。
直後、ずっと俯いていた岐阜くんが面を上げた。
next！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 38人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
田中(プロフ) - りんさん» 共感していただけましたか！嬉しいです(´ω`) 大分の方言は可愛いですね！教えてくださってありがとうございます！参考にさせて頂きます！ (2018年8月2日 12時) (
レス) id: d32f0114cb (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 数学の時間、間違えると『なしそげんことするんかちゃ。』と言われます。『何でそんなことをするんだ』です。 (2018年7月30日 0時) (レス) id: 04fb508195 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 私、大分の者で、『大分』をだいぶじゃなくておおいたって読んでしまうの、共感しました！何でだ、を大分県民は『なしか』と言います。 (2018年7月30日 0時) (レス) id: 04fb508195 (このIDを非表示/違反報告)
田中(プロフ) - ウミネコさん» 岩手くんです！ (2018年7月19日 19時) (レス) id: d32f0114cb (このIDを非表示/違反報告)
田中(プロフ) - 一夜さん» 可愛いですねえ(/ω＼*) 大分の方言大好きです！参考にさせて頂きますね！コメントもありがとうございます！ (2018年7月19日 19時) (レス) id: d32f0114cb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
