十話なのです! ページ11
キラキラとした目で礼を言われた大倶利伽羅は少しそっぽを向いて別にと呟いた。
A「大倶利伽羅様、ついでに燭台切光忠様のしょくだいってどう書くのですか?」
そう言われれば大倶利伽羅は地面に燭台と書いた。
A「おお!すごいのです!私より漢字をいっぱい知っているのです!」
三「大倶利伽羅はかなり早めに鍛刀されたと聞く。いつの間にか覚えていたのだろうな」
これは?これは?と聞いているうちにすっかり日は登り、朝餉の時間となった。
始めはAと三日月宗近と大倶利伽羅だけだった場所も、刀剣男士たちが起きてくるうちに増えて今ではみんなでワイワイと地面にお絵描きをしている。
燭台切「みんなーご飯だよー!」
燭台切光忠が呼びに来る頃には地面にはこの本丸にいる全ての刀剣男士の名前が書かれていた。
名前のそばには短刀達が描いたその刀剣男士の似顔絵がある。
A「あ!お手伝いしようと思っていたのに忘れていたのです!」
燭台切「いいよいいよ!みんなと仲良くなれたかい?」
A「はいなのです!大倶利伽羅様が漢字をたくさん教えてくれたのです!」
Aがそういうと、燭台切光忠は目を見開いて大倶利伽羅を見た。
燭台切「珍しいね、伽羅ちゃん」
伽羅「……馴れ合うつもりはない」
いつも通りの言葉を呟いて大倶利伽羅はさっさと行ってしまった。
三「だが、大倶利伽羅があんなに穏やかな顔をしていたのは珍しい。見習いにはどこか人を惹きつけるような魅力があるのだろうな」
それが悪い方に傾かなければいいが、と三日月宗近は呟いて大倶利伽羅の後を追った。
距離的に聞こえていただろうAはニコニコと笑うだけで、その言葉を大して気にしていないような雰囲気だった。
燭台切光忠もその笑顔をみて、どこか居心地の悪い思いを抱えながらまだ残っているほかの刀剣男士たちを促した。
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橋本アリィちゃん(プロフ) - とても面白かったです!続きを待ってます!(*´ω`*) (2021年9月25日 17時) (レス) @page18 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
瀬名-せな-くん⇔舶(ハク)(プロフ) - とても良きです……!!見習いちゃんがとても可愛く内容も好みです…!気長に更新お待ちしています(´-`*) (2019年12月25日 2時) (レス) id: 7017cc79b6 (このIDを非表示/違反報告)
ハル - 見習いちゃんがとても可愛くて吸い込まれるように読みきっちゃいました!続きを待ってます! (2019年5月16日 22時) (レス) id: e140141ee4 (このIDを非表示/違反報告)
アルっさん(プロフ) - 見習いちゃん可愛いですな!FGOの方の更新も待ってます(*´∀`*) (2018年12月6日 16時) (レス) id: ede1d0dfa8 (このIDを非表示/違反報告)
黒雪(プロフ) - 初めまして! 見習いちゃん可愛いですね 小説面白いです これからも更新楽しみにしています 頑張って下さい! (2018年10月18日 2時) (レス) id: 64abb0ccf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沖矢ちひろ x他1人 | 作成日時:2018年8月29日 22時