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躾 2 ページ2



「なんで私がこんな姿に……」



頭を抱えて地面に座り込んだ。







……私がこんな姿になったのは約2週間前。

突然、朝起きると猫の耳と尻尾がついていたのだ。


病院にいっても原因はわからず、自然に治るのを待つしかない、と言われたが
体には何も異常はなく特別痛みや苦痛があるわけではないのでそこは凄く安心した。




しかし、一年間通っていた学校を離れ、これからは何があっても対応してくれるこの星光学園に通うことになる。





「泣きそう……」




消えそうな声でそう呟くと、
足音が二つ近づいてくる音が聞こえた。

「……っ」









「こんなところにしゃがんでどうしたの?」



誰かわからないけど優しく声を掛けてきた。

ゆっくりと顔をあげるとそこには美形の男子が二人、私の目の前にいた。






国見「……あれ、赤葦さん。確かこの子……」

赤葦「国見しってるの?」

国見「……はい。今日転校してくるって生徒会でいっていた例の子ですよ」

赤葦「…ああー」





私はわけがわからず首を傾げると、
短髪の癖っ毛の男の子が、しゃがみこみ私と一緒の視線に合わせ微笑んだ。



赤葦「ようこそ、星光学園へ。俺もここの生徒だから校舎案内するよ」





「え、、……あ、ありがとうございます」





差し伸べられた手を掴むと、ふわっと軽く抱き寄せられた。




「……、ひゃっ」








国見「…………赤葦さん朝からハレンチなの見せつけないでください」

赤葦「ごめんごめん」


癖っ毛の人の腕から離されても私はまだ顔を真っ赤にしながらドキドキと心臓が鳴っていた。
 

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ひじーり - 第4話のことなのですが、この学校はほとんど男子校という設定なのに女子の大群がいるのはなぜなのですか? (2018年4月9日 15時) (レス) id: e4bd38afc8 (このIDを非表示/違反報告)
無気力零架 - とっっっっっても面白いです〜!更新楽しみにしてます♪頑張ってください! (2017年1月15日 13時) (レス) id: 32ad5987ef (このIDを非表示/違反報告)
じゅうな - キュン死しそう (2016年12月3日 22時) (レス) id: 7c6c201db7 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ(プロフ) - りんりんさん» 白布くんかっこいいですよね……もうほんと鼻血もんです (2016年10月29日 18時) (レス) id: 6191065700 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ(プロフ) - いわみんさん» コメントありがとうございます!これからも頑張らせてもらいます! (2016年10月29日 18時) (レス) id: 6191065700 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イヴ | 作者ホームページ:http://omenjinnn66kyouko  
作成日時:2016年8月7日 17時

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