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−You Side−
ついに、【七夕祭】当日がやってきた。
このドリフェスは夜からがメインとなるが、私やあんずちゃんなどの裏方役は朝から大忙しで。
アイドル達と顔合わせする暇もなく、バタバタと仕事をこなしていった。
＿＿
舞台裏から見える、楽しそうに歌って踊る綺羅星たち。勿論そんな演出はないが、眩しいくらいきらきらと輝いているのが目に映る。
わたし、夢ノ咲学院に来てよかった。
玲明学園にいたら、こんな景色は一生見れることが無かっただろう。
「A先輩」
そうしみじみと思っていれば、ふと声を掛けられる。軽く振り向くと、そこには【七夕祭】を企画した張本人、あんずちゃんがいた。
『あ、もう交代の時間？』
聞くと、コクリと頷かれる。大したトラブルも無く順調に進んでいる【七夕祭】で、私たちプロデューサーは交代交代で休憩をとっていた。
「ふふ、折角ですし天祥院先輩とお話してきたらどうですか？」
少しからかっているように微笑む彼女。一言も発する間もなく、問答無用とでも言うように背中をグイグイと押してくる。
『分かったから。……じゃあ、あとはよろしくね』
「もちろんです」
.
さて、英智くんに話しかけに行くことになったのはいいが。当の本人の居場所が分からない。
きっと、学院内のどこかにいると思うが、この調子だと彷徨うことになってしまう……。
そう悩んでいれば、ひゅ〜という空気が抜けたような音が鳴り、自分の影に鮮やかな赤色が重なる。顔だけ背後にやると、真っ赤なお花が大きく、空一面に咲いていた。
『きれい、』
ポツリと呟く。すると、それは名残惜しくも散っていった。
そんな気持ちも打ち消すように、再度上がる花火。花の形だけではなく、ハートや星など色んな形のものが打ち上がって、数分ほど目が離せなくなった。
そんな中、ふと校舎の屋上が目に入る。
屋上に行けば、ここからよりももっと綺麗に花火が見えるだろう。
彼もいるかもしれないし……と少しの期待を秘めたまま、私は屋上へと歩を進めた。
.
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ひなたりん(プロフ) - 紫水さん» お久しぶりですね！この作品面白くて大好きです！反応集の更新頑張ります(｀・ω・´) (2020年7月26日 10時) (
レス) id: 0e1418e0b0 (このIDを非表示/違反報告)
紫水(プロフ) - ひなたりんさん» ひなたりん様！お久しぶりです〜！！ﾍﾟｺﾘ((･ω･)_ _)) 明日中には続編公開予定なので、是非楽しみに待っていてください〜！！ こちらも、反応集の更新楽しみにしていますね´`* (2020年7月25日 23時) (レス) id: 0c629b66c9 (このIDを非表示/違反報告)
ひなたりん(プロフ) - ぞ、続編！？楽しみに待ってますね！紫水様ほんと好きです← (2020年7月25日 23時) (レス) id: 0e1418e0b0 (このIDを非表示/違反報告)
紫水(プロフ) - 烏賊さん» 返信が遅くなってしまいすみません！コメントありがとうございます！！英智くんの可愛さが、きちんと読者さんに伝われているようならとっても嬉しいです…！！ (2020年7月6日 22時) (レス) id: 0c629b66c9 (このIDを非表示/違反報告)
烏賊(プロフ) - 英智くんめっちゃ可愛いな... (2020年6月30日 20時) (レス) id: 407f6d7981 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫水 | 作成日時：2020年5月20日 14時
