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柚side
.
｢A、着いたぞっ｣
酔っ払ったAをなんとか家まで運んだけど
｢鍵ない…｣
｢A鍵は？｣
『なんですか〜…ふふふ』
｢はぁ…｣
途方に暮れてた時
隣の部屋のドアが開いた
『あ〜、みっくんだぁ〜』
Aからよく聞くみっくんさん
初めてあったけど
｢小さい…？｣
北｢誰がちびだ｣
｢あ、ごめんなさい笑｣
北｢また…？｣
｢あ、そうなんですよ〜｣
みっくんさんは、慣れたように
今にも眠ってしまいそうなAを抱き抱える
北｢ありがとね、運んでくれて｣
｢あ、いえ｣
北｢こいつ…本当酒弱いから｣
Aを愛おしそうに見つめるみっくんさんに
私今…一瞬、ドキッて…した？
｢あの…｣
北｢鍵分かんねぇから、起きるまで俺んとこで寝かせとくから。えと…君は…｣
｢柚です！えと、Aの同僚の香月柚です｣
北｢あ、あの柚ちゃんね。A寝かせたら、送るから、ちょっと待っててくれる？｣
｢え！いえ、大丈夫です！｣
北｢でも…女の子1人でこの時間じゃ｣
｢本当に！それに、すぐ近くなんで…1人で帰れます｣
北｢そ？…ごめんね本当に｣
｢いえ…｣
ほら、行くぞって
眠りかけのA抱えて
みっくんさんが部屋に戻っていった
ﾌﾟﾙﾙﾙ…
みっくんさんに一瞬でも
ドキドキしてしまった私を見透かすように
久しぶりに電話がかかってきた
｢もしもし高嗣？｣
久しぶりに聞く高嗣の声に
少しずつ心が満たされていく感覚がした
二｢ずっと、声が聞きたかった｣
｢私も…｣
.
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作者名：ももみつ | 作成日時：2019年8月23日 10時
