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16話 ページ16

伊月と黒子と後藤。


3on3の時に組んだBチームだ。


対してAチームは日向、火神、降旗である。


オフェンス型のAチームに対してサポート型のBチームのミニゲーム。



「どう攻める?」



伊月はドリブルをしながら、後藤と並んで相手コートに攻める。


Bチームは小柄な選手しか居ないが、Aチームには火神が居て、スリーが得意な日向が居る。



「体格差ならこっちが負けてますけど、まぁなんとかなります。
自分も繋ぐし、決めれる人が決めていきましょう」


「そうなるとお前しか攻めれないんだけどな」


「まさか、さすがにレイアップはできるでしょう」


「フリーなら打てるよ」


「言いましたね」


「え?」



後藤は真っ先に伊月から離れて、降旗についた。


その瞬間火神が後藤と並ぼうとする。



「フリー、ですよね」


「しまっ」



日向が反応した時には、伊月がレイアップを決めていた。


それを見届けた後藤は肘のサポーターを治してから火神のマークにつく。



「あれが作戦か」


「自分と彼がマッチアップした時、君はここに来るのを読んでたからね」



降旗が日向にパスを出した。


その瞬間黒子がフリーなので後藤は受け取るとシュートの構えをとった。


そのことで火神が反応すると、後藤は笑った。



「そう焦っちゃダメだよ」


「は?」



その時、誰もが目を疑った。


それはそうだろう。後藤が体を傾かせてシュートを決めた。


そのフォームを見た時黒子は目を見開く。



「なんで……」


「彼のシュートに似てるよね。
けど、空間把握と身体能力さえ伴ってれば、誰でも打てる」



後藤は着地をして黒子の横に並んで告げた。



「やっぱ強ぇよなお前」


「え?当然のことすぎてびっくり桃の木山椒の木」


「それ言うなら驚きです」



黒子と後藤はディフェンスのために自陣に戻る。


その時、火神に伝える。



「今度は打たせてあげるよ。
ただし、気持ちよくは打たせてあげられないけどね」



いつものように笑う後藤は、相変わらず何を考えているか分からない。


その時、そんな後藤を伊月は鷲の目で観察していた。

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美園(プロフ) - 更新ありがとうございます!めっちゃ好きです (1月2日 18時) (レス) @page42 id: 0b7aaa97b0 (このIDを非表示/違反報告)
こと(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!!続き待ってます!! (12月27日 10時) (レス) @page41 id: 8bdd3d2cd9 (このIDを非表示/違反報告)
メンヘラ君。(プロフ) - 夢主君かっこいいですね!更新楽しみにしてます!無理せず、がんばってください! (2023年3月31日 22時) (レス) @page10 id: 49ed8a4d79 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:塩こんぶ | 作成日時:2023年3月18日 23時

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