【黒バス】ある日、家族が増えました【黄瀬涼太】

４話 ページ5

「………」

俺も風呂に入った後
そろそろ寝ようという話になったのだが

そこで問題が起きた

俺はここで１人暮らしをしている
なので余分な布団など無く、ベッドが一つあるだけ

つまりAちゃんの寝るところが無いのだ

「私、どこでもいいですよ」

「いや、それはだめっス」

ならば俺が地面で寝るしかないか、さすがに小学生の女の子を地面に寝かせ自分はベッドで寝るなんてことは出来ない

「一緒に寝るわけにもいかないし、しょうがないっスよね」

「大丈夫ですよ、一緒でも」

「えぇっ！」

驚いて彼女の方をみる
そこには変わらず平然としているAちゃんがいた

そうか彼女はまだ小学生でしかも低学年だった

だから異性と寝ることに抵抗が無いのかもしれない
だからといってそんなことしていいものか

「寝ないんですか？」

「あ、あぁ…寝るっス」

大丈夫だと言われて断ることも出来ず、そのまま２人でベッドに入ってしまった
さすがに少し狭いが寝れないこともない

仕方ない、少し歳の離れた妹と寝てるとでも思って今日はこのままでいよう

「ありがとうございます

どこの誰だか分からない私を泊めてくれて」

「いいっスよ
俺も結構楽しかったし」

いつも１人でいるため他に誰かがいると新鮮で楽しいものだ
最初はどうなることかと思ったがなんとかなったし

まぁ若干問題はあったが……

「それより、明日からはどうするつもりっスか？」

「……」

寝息が聞こえてきた

どうやら寝てしまったようだ、そういえば遠くから来たと言っていたしきっと疲れたんだろう

さっきのことは明日聞くとして俺ももう寝よう

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