検索窓
今日:26 hit、昨日:3 hit、合計:37,120 hit

百二十話 ページ38

やっと、名前を言えた。


やっと、触れられた。


目の前にいる彼は目を見開いて驚いたかと思えば、ふっと笑った。


冬獅郎「べつに泣いてねぇよ」

鈴「そう?」


二人で笑い合う。
そして体を起こされて、ぎゅっと抱きしめられる。


冬獅郎「おせぇんだよ」


私は腕を冬獅郎の背中に回す。
冬獅郎に負けないくらい、強く抱きしめる。


鈴「うん、ごめん」

冬獅郎「もう無理かと思った」

鈴「嘘だ」


顔を少し離して、翡翠の瞳を見る。


鈴「信じて、待ってくれてたから思い出せたんだよ」


お互いの額をくっつける。

私は目を閉じた。









鈴「ありがとう」









待っててくれて、









信じてくれて、









ありがとう。

百二十一話→←百十九話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (36 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
155人がお気に入り
設定タグ:BLEACH , 日番谷冬獅郎
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

RANA(プロフ) - berryぱふぇさん» お久しぶりです!その節はお世話になりました。こちらの作品も読んでいただきありがとうございます。最終にしてどう書いたらいいか悩んでます……今年中には必ず完結させるので、暖かな目で見守ってください。 (2020年3月26日 1時) (レス) id: 37ff009e06 (このIDを非表示/違反報告)
berryぱふぇ(プロフ) - 失礼します!BLEACHに最近ハマり漫画全部よみ終えたため占ツクで読んではじめての作品です。まさかRANAさんの作品と知らず今驚いてます。参謀の方でも読ませていただきちょこっとイラストでお世話になってるため…話が逸れてしまった(汗)これからも頑張ってください! (2020年3月8日 2時) (レス) id: 7b81cac496 (このIDを非表示/違反報告)
RANA(プロフ) - 白銀水龍さん» ゆっくりですが、がんばります!いつも応援ありがとうございます。 (2019年11月11日 23時) (レス) id: 96770a17e2 (このIDを非表示/違反報告)
白銀水龍(プロフ) - 久しぶりの更新ありがとうございます!更新頑張ってください! (2019年10月29日 17時) (レス) id: 724789ecd5 (このIDを非表示/違反報告)
RANA(プロフ) - sumireさん» 更新停止しているにも関わらず読んでくださり、そしてもったいない言葉ありがとうございます。ちょくちょく更新していけたらと思います。 (2019年10月29日 0時) (レス) id: 96770a17e2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:RANA | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php?svd=seb  
作成日時:2017年3月25日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。