深紅の君に…10

Happy Birth Day 4 ページ29

テツ君と大君のシュートが決まると

　コツン

あの頃のように拳を突き合わせた

あ…2人のコレ…大好きだった

それが見れるなんて…思わなかった…

ツーっと涙が頬を伝った

みんなが楽しそうで…胸がいっぱいに…

桃「グスッ」

隣を見るとさつきも涙ぐんでいた

貴「さつき泣」

持っていたハンカチを渡した

桃「え？！ヤ、ヤダ〜…ありがとう泣」

貴「良かったねホントに」

桃「うん…グス」

2人で肩を寄せ合いながらみんなを見てると

ボールが転がってきた

赤「選手交代だ桃井」

桃「あたし？いいの？」

赤「もちろんだみんな待ってるぞ」

桃「もうー手加減してよ」

赤「Aも行ってきたらどうだい？」

貴「わ、私も！？」

そういえば大我にもシュートして来いって言われた

黒「交代しましょうニコ」

いつの間にかこちらに来ていたテツ君が手を差しのべた

貴「うん！」

青「じゃあさつきと黄瀬トレードしろ

Aはオレが見てやる」

黄「いいスね♪Aっち！いいパスするスよ♪」

紫「えぇー何で峰ちんと黄瀬ちんとなの？

オレも藤ちんとがいいし」

緑「全くAは俺とのチームがいいに決まってるのだよ」

貴「じゃあさつきとあとで交代するよ♪

私もあっ君やみど君と一緒にやりたいし♪」

征君とテツ君は何か話してるようだった

私は下手さ満載だったがこぼれ球をきー君や

大君が拾い上げてダンクを決めてくれた

さつきとも交代してあっ君やみど君に

なんとかパスを出して楽しんだ

楽しい時間はあっという間で夕方になった

青「結局よーなんだかんだで赤司だけ負けなしじゃね？」

赤「そうだったかな？」

黄「いっつもおいしいとこもってくっスよね〜」

緑「ゲームとはいえ癪なのだよ」

紫「ってかお腹空いたんだけど〜ねぇ藤ちん？」

貴「そうだね」

紫「そうだねじゃないし

ハァ…自分の誕生日忘れてるんでしょ？」

鞄から出してきたのは

君「まいう棒の束…」

あの時貰った花束のようなまいう棒

紫「今回は室ちんが…作ってくれた//」

貴「ありがとう//また貰えるなんて思わなかった」

紫「いつでもあげるよ

黒ちんにもはい」

テツ君にも同じのを渡した

黒「ボクにもあるんですか

嬉しいですありがとうございますニコ」

紫「別についでだし//」

赤「それじゃそろそろ解散しようか」

桃「あ！ちょっと待って

その前にみんなでさ！写真撮ろう！

こういう時じゃないとみんなで撮れないし」

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