赤司33 ページ35
赤司side
虹「今から行きゃいいじゃねーか?」
赤「時計…見て下さい」
虹「チラッ…そんな時間はねぇ…な
…仕方ねぇ今回だけだぜ
生徒会の方にも言っとけ!」
赤「分かりました」
虹「あー赤司
…アイツにサボらず来いって伝えとけ」
赤「…捕まれば伝えときます」
灰崎は2年に上がってより来なくなった
来ても黄瀬とモメて止める事が多い
そろそろ…限界だ
黄瀬にポジションを譲る時だ
荷物をまとめ美術部に行こうとした瞬間
女子A「赤司君♡あの…ココ教えてくれないかな?
お願いっ!」
クラスの女子達数人が声をかけてきた
赤「あー…部活もあって急いでいるんだ」
女子B「分かってるけどぉ♡
どーしても分からないんだ
赤司君ならすぐ解いちゃうでしょ?」
教員に聞きに行ってくれ…と言いたいが
…ハァ仕方ない
赤「…座って。手短に教えるから」
女子C「ありがとう♡」
キャッキャっしながら彼女達は俺の目の前に座った
俺の時間などお構いなしなのが苦手だ
こういう人達はとても苦手だ
それに比べて彼女は…謙虚だが芯がある
あー…早く会いたい…
赤「…となるんだが分かったかな?」
女子A「うーん…だいたい」
女子B「8割かな?」
女子C「あとはウチらで考えよ
引き留めてごめんね♡
練習頑張って♡体育館見に行くね♡」
赤「ああ」
彼女らに素っ気なく返事をして足早に教室を出た
生徒会に一度寄り頼んでおいた資料を持って
美術部へ向かった
これを見せながらの方が彼女に伝わりやすいだろう
ノックはせずにそのまま部室へ入ると
そこには…彼女に馬乗りになった灰崎が居た
…ナニヲシテル?オマエは…何を…
何をしてるんだ!!
Aから離れろ!どけっ!
灰崎を突き飛ばし彼女から引き離した
何だと怒?それはこっちのセリフだ怒
こんな所で何してる怒!
灰崎に声をかけられた彼女は小刻みに震えている
そんな彼女を見て怒りが頂点に達した
赤『代われ
僕が話す』
その時…カレが前に出てきた
俺は怒りに達し過ぎている
冷静なキミが話してくれ
カレは深く釘を刺した
ああ…俺も同じだよ
次に手出ししたらチームメイトとは言え容赦しない
いや…最早チームメイトですらない…な
灰崎が去り彼女に無事を聞くと
声が震え大粒の涙が溢れた
無理する事はない!
大きく深呼吸してごらん?
彼女の不安を少しでも和らげるように体をさすった
俺に合わせるように呼吸を繰り返している
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ゆい(プロフ) - はい! (2021年8月16日 20時) (レス) id: f916b30595 (このIDを非表示/違反報告)
mipon(プロフ) - ゆいさん» いつもコメントありがとうございます!赤司君ストーリーが始まりましたが…まだまだ長くなりそうです。引き続きご愛読よろしくお願いします。 (2021年8月16日 12時) (レス) id: 2e8238bed0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 続編ですね!おめでとうございます!これからも応援してます! (2021年8月16日 0時) (レス) id: f916b30595 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ochapy | 作成日時:2021年8月8日 21時