深紅の君に…9

赤司32 ページ34

赤司side

彼女は言ってくれた心変わりなどしないと

赤『確固たる証が欲しいとは思わないのか？』

彼女を信じてる

カレとの会話は聞こえなくなった

♪"〜

ん？Aからのメール？

貴『お疲れ様♪最近ゆっくり話せないね

話したい事があるんだけど…実は…

今日大君に告白されて赤司君との事話してしまいました

赤司君の許可取らずに話してごめんなさい』

…ほら隠さずに伝えてくれた

彼女は隠し事が苦手だからね

赤『お疲れ様

俺の方こそ時間が取れずすまない

青峰の件だが本人から話は聞いて知ってるよ

俺との事は許可などいらない

Aが話したければ話してくれて構わない

みんなには今度伝える方がいいかもだね』

彼女へメールを送った

全中か終わる時にみんなに話し

カレの言うように釘だけは…刺しておこう

益々生徒会の仕事が忙しくなってきた頃

生徒「お願いだ赤司君っ！」

赤「そうは言っても困ります」

生徒「ほんの数枚でいいんだ

バスケ部の写真を撮らせてくれ！

生徒からの要望が多数あるんだよ泣」

赤「応えたい気持ちは分かりますが

練習中に写真を撮られると支障が起きます

集中を途絶えたくないですし

全中予選が近いから尚更です」

生徒「近いからこそみんな興味があるんだよ

特に君達"キセキの世代"がね！

ねっ！何とか頼むよ！」

赤「そうですね…写真じゃなく絵でもいいですか？」

生徒「は？絵？」

赤「俺達を描いてる人が居るんです

ほら夏の最優秀賞を取った彼女ですよ」

生徒「あー！あの写真のような絵を描く美少女ね！

いいねいいね！彼女が描くならよりいい

早速聞いてみよう！」

赤「俺が聞いときますよ」

生徒「ホントに！？助かるよ赤司君！」

赤「放課後部室に行って聞いてきます

多分使えると思いますが報告は明日でいいですか？」

生徒「ああ！よろしく頼むよ！」

全中予選前に写真を撮られるなんて言語道断だ

部活に遅れる事を虹村さんに伝えとくか

赤「虹村さん」

虹「なんだ赤司。珍しいじゃねーか

俺のクラスまで来るなんてよ」

赤「すみません。生徒会の仕事で練習に少し遅れます」

虹「あ！？またかよ！

オマエもうすぐキャプテンになる自覚あんのか？」

赤「ありますよ

それにバスケ部に関わる事でもあるんです」

虹村さんに事情を話すと

虹「あー…そりゃ無理な話だな

コーチも怒り狂うのが目に浮かぶぜ

Aが使わせてくれんなら助かる話だ」

赤「放課後彼女に許可取ってきます」

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