深紅の君に…5

EP231 ページ45

きー君が不在でもさすが海常

しっかり点を決めてくる

前半残り5分

貴「カントクそろそろじゃないですか？」

リ「そうね」

河「？？あ！黒子の交代ですか？」

貴「うん！」

福「けど…海常はここまで黒子に未だに対応

できてないみたいだし

もう少しこのままでもいい気も…」

リ「対応できてないと言うより黒子君が

上手くかわしてるのよ

相手だって無策だったわけじゃないわ

ずっと桐皇と同じ方法で黒子君を

マークしてるわ」

貴「それを霧崎戦と同じ独断パスルート変更でしのいでます

ゆとりがあったわけじゃないんです

早川さんが今吉さんのように心理戦が得意

でないのが救いです」

リ「それでなくても一度対戦してる海常に

ミスディレクションの効果は短い

切れたらミスディレクションオーバーフロー

しかなくなっちゃうでしょーが

とゆーわけでボールデッドでメンバーチェンジ

水戸部君準備しといて」

ん？やけに笠松さんが距離を取ってる

フリーのテツ君にパスを回した瞬間

笠松さんがマークに入る

もしかして止めるつもり？

！！バックステップ！？

…バレてる

　バシッ！

きー君とは違いファントムシュートの仕組みを

暴いた上で止めた

彼にはファントムシュートは使えない…

そしてこのタイミングでメンバーチェンジ…

カントクが渋い顔をしてる

貴「テツ君…」

黒「…すみません交代直前にブロックされてしまいました

流れを切ってしまいすいません」

全「あれ？？」

貴「ショック…じゃないの？」

黒「もちろんショックです

…けど青峰君にパスを止められた時は動転

したりもしたんですが…

今回は大丈夫です

まだ誠凛が負けた訳ではないですし…

それに…頼れるエースが居ますから」

チラッと大我を見た

ダブルチームなのに真ん中を思い切り抜いて

ダンクを決めた

大我は試合をこなす度に強くなってる

成長速度が速く驚かされる場面が多い

降「さすがだぜ火神！控え選手に止められるもんか！」

土「そんな事言うもんじゃないよ

彼は相当巧い」

貴「はい。もちろん早川さんも

大我があまりにすごいから実感し辛いんだけどね」

土「ああ。例えるなら正邦の津川が2人ついてるようなものだ」

河「1人でも火神を苦しめたアイツが2人！？

うわっ汗想像するだけで嫌だ」

貴「それ以上に大我のレベルが上がってる

…まだゾーン前なのに」

前半終了のブザーが鳴り

誠凛44:44海常と同点だ

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