EP212 ページ26
灰崎side
人が持ってるモノ全部欲しくなる
この感覚は物心ついた頃から持っていた
奪い始めたのは小学校に上がる頃だ
兄貴のゲームやダチが持ってる菓子
欲しいモンは全部奪った
それに運動神経が良かったせいか
だいたいの競技はこなせた
特にピンときたのがバスケだった
なんとなくで始めたのにちょっとやりゃ
それなりに出来た
オレって才能あんじゃん♪
しばらくして人の技までできるようになった
それも奪った技は相手が使えなくなる
ヤベー無敵じゃんオレ♪
練習しなくても人のを見れば奪える
練習が面倒だと感じたのは高学年の頃だった
中学は帝光中に進学した
入学式後の部活勧誘である女が目に入った
薄紫のロングヘアーが風に揺れた美少女だ
可愛い子発見♪あの子をハツカノにするか
声をかけに行こうとしたが人波に紛れて見失った
ちっ!最初が肝心なのによ!
まぁいい。あれくらい目立つ女子だ
すぐ見つかるだろ
そんな軽い気持ちであの時はいた
部活はメンドーな事に強制加入だ
しょーがねーな
バスケにでも入っとくか
入部届をサッと書き担任に渡した
数日後
バスケ部のコーチとやらに呼び出された
真「どうしてクラス分けに参加しなかった?」
は?クラス分け?
大きな溜息をつかれバスケ部の説明をされた
げぇ汗強豪校?うわーメンドーだな汗
レギュラーは1軍からか
まぁオレの実力じゃ1軍だろ笑
特別にやって貰ったテストは
真「…灰崎祥吾…1軍」
おっし!まぁそうなるよな♪
コーチの後をついていくと1軍の体育館に着いた
真「今日からこの体育館で練習だ
サボったりせず帝光の勝利に貢献できるよう
精進しろ」
灰「へーい」
練習とかメンドー過ぎる
ちょいっとやったらバックれて…
ガシッ
?「オイなんだその挨拶の仕方は怒?」
頭を思い切り掴まれてグリグリされた
灰「イッテー汗何すんだよ怒!」
?「だーかーら!その口の聞き方はなんだって言ってんだアホっ!」
バキッ
今度は頬を殴られた
イテッ!コイツ!ケンカ慣れしてやがる
それも威力が強ぇ汗
真「虹村!少しは手加減しておけ」
虹「はい!すいませんでした!
ホラ!オマエも!しっかり挨拶し直せ!」
灰「…はい」
虹「……怒ハァ…今日はそんぐらいでいい
1年でこの1軍に入ったのはあと4人いる
誰一人降格しねぇように気張っていけ
自己紹介が遅れたな!
オレは帝光中バスケ部キャプテン虹村修造」
灰「よろしくお願いします」
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ゆい(プロフ) - 絶対読みます! (2020年8月1日 20時) (レス) id: a2d1753a5f (このIDを非表示/違反報告)
mipon(プロフ) - ゆいさん» 嬉しいコメントありがとうございます.。゚+.(・∀・)゚+.゚頑張って書いてますので更新したらまた読んで下さい(●´ー`●) (2020年8月1日 20時) (レス) id: 2e8238bed0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - この作品すきです!更新頑張ってください!応援してます!この (2020年7月31日 20時) (レス) id: a2d1753a5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ochapy | 作成日時:2020年7月31日 20時