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EP202 ページ16

紫原side

隣の席は空いたままなのが辛かった

担任から折り紙が配られた

手がデカいから折り紙とか苦手だ

不格好な折鶴が出来上がった

…こんなの藤ちんに送れない

折鶴を丸めようとしたが…藤ちんの机が目に入った

たまたま藤色の色紙を使ってた

こんな不格好な折鶴と藤ちんが似ても似つかないけど

…何もないよりはマシだ

そっと机に置いた

なんとなく藤ちんが近くにいる気がした

飛ばされないようにテープで止めて

もう一度机を見た

貴「コレあっ君が貼ったの?笑

この鶴貰ってもいい?ニコ」

彼女の幻聴が聞こえた

戻ってくるまで…君が彼女の代わりね

……

年が終わり新年が始まったが藤ちんは登校しない

一度お菓子を持ってお見舞いに行ったが

看護師さんに断られた

もうすぐ2年が終わるそんな頃だった

寒くて眠い…zz

ウトウトと机に伏せてると

女子A「Aちゃん!?」

!!?眠気が一気に飛んだ

貴「おは…よ」

ホンモノだ…

彼女の周りは人で溢れた

黄「紫原っち!Aっち来たスよ♪

Aっち♡♡会いたかったス♡泣」

夢じゃないかと思えた

オレが近寄ったら消えちゃうんじゃないかって…

彼女はみんなと少し会話してオレの隣へ座った

貴「…おはよ…あっ君」

あ…夢じゃないんだ…

長かった…ずっと…君に会いたかった

 ガシッ

紫「うん…オハヨ泣」

彼女を強く抱きしめた

涙声になって恥ずかしかったけどね//

楽しい日常は戻ってくると信じてた

けど違った

藤ちんは休みがちだった

登校してる日数の方が少ない

事故のショックで外出がストレスのようだ

3年に進級してクラスも同じだが

会える日数は限られていた

会っても練習の事を聞かれて気まずくなる

前より随分会話が減った

居るのに居ない感じだ

全中3連覇を果たしたが試合観戦には来てなかった

その後黒ちんがバスケ部を辞めた

…オレらと黒ちんは違う

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ゆい(プロフ) - 絶対読みます! (2020年8月1日 20時) (レス) id: a2d1753a5f (このIDを非表示/違反報告)
mipon(プロフ) - ゆいさん» 嬉しいコメントありがとうございます.。゚+.(・∀・)゚+.゚頑張って書いてますので更新したらまた読んで下さい(●´ー`●) (2020年8月1日 20時) (レス) id: 2e8238bed0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - この作品すきです!更新頑張ってください!応援してます!この (2020年7月31日 20時) (レス) id: a2d1753a5f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ochapy | 作成日時:2020年7月31日 20時

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