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EP199 ページ13

紫原side

そっから…いろいろと変わった

監督は持病が悪化し退き

コーチが監督を兼任するようになった

オレのバスケの調子の良さは日毎に増えたが

峰ちんの才能が開花していった

ミニゲームしてもオレら以外誰も峰ちんを止められない

その事に怒った峰ちんが相手を怒鳴ったが

相手に本音をズバっと言われて

そのまま峰ちんは飛び出していったが

しばらくすると監督が来て思いも寄らない事を口走った

真「…青峰は試合にさえ出て勝てば…

練習に来なくていい事にした」

…は?何それ

試合に勝つ自信があれば練習でなくていいの?

ならオレもそうしたいし

赤「バカを言うな

そんな事許せるはずがないだろう」

紫「だって負ける気がしないんだもんオレ

それに今まで赤ちんの言うことだけ

聞いてたのはさ赤ちんには絶対勝てないと

思ってたからなんだよね

けど…最近だんだんそうでもないかもって

思ってきたんだ

オレより弱い人の言う事聞くのはやだなぁ」

本音だった

あの時の赤ちんよりオレの方が強いと思った

赤「…何だと?

…力づくでなければならないのならそうするまでだ

自惚れるなよ?

1on1。5本先取だ」

ふーん。まぁ結果は目に見えてるんだけど

……

ウソ…マジ?

紫「正直ちょっとというかかなりガッカリかも

やっぱこの程度の人の言う事聞くのは無理かな

…オレが勝ったら藤ちんとも別れてよボソ」

藤ちんと付き合ってるの知ってた

赤ちんだからしょーがないってずっと思ってた

けどこの程度なら…オレに譲ってよ?

 !!

え…?今何が起きた?

気付けばあっという間に5本先取された

さっきまでオレが優勢だったのに

…ちっ!腹立つ!今日は先に上がるから

明日から練習は出…

…は?さっきと言ってる事違わね?

…まぁいっか

考えるのもめんどくさい

帰ろうとしたら玄関でずぶ濡れな藤ちんを見つけた

紫「どうしたの?!ずぶ濡れだよ?」

急いでタオルを出して拭いてあげた

貴「大君が…体育館から出て行く所が見えて…

追いかけて話してきた」

紫「……」

貴「大君は1人でどんな奴にも勝てちゃうんだって…

そんなこと…あっちゃいけないのに

私に何ができるんだって聞かれたのに…

答えられなかった」

紫「…あるんだよそれが」

貴「…え?あっ君?」

紫「オレも峰ちんと同じ

正直敵なしだよ

前から言ってるけどこの競技って欠陥ばっか

オレみたいなプレイヤーが勝つに決まってるじゃん

才能ありきのスポーツだよ」

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ゆい(プロフ) - 絶対読みます! (2020年8月1日 20時) (レス) id: a2d1753a5f (このIDを非表示/違反報告)
mipon(プロフ) - ゆいさん» 嬉しいコメントありがとうございます.。゚+.(・∀・)゚+.゚頑張って書いてますので更新したらまた読んで下さい(●´ー`●) (2020年8月1日 20時) (レス) id: 2e8238bed0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - この作品すきです!更新頑張ってください!応援してます!この (2020年7月31日 20時) (レス) id: a2d1753a5f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ochapy | 作成日時:2020年7月31日 20時

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