深紅の君に…

EP39 ページ41

緑間side

それよりも…何だその呼び方は

お前らしくないのだよ

確かにあの呼び方は…照れがあってやめろと言っていたが//

その…本当に辞めることはないのだよ//

だからその他人行儀はやめろ

それに練習試合驚いたのだよ

！？

ハァ黄瀬もその呼び方か

なんのお遊びだ全く

驚いたのは試合内容ではない

お前が誠凛に居た事にだ

いくら黒子と仲が良いからって同じ高校に通っているとはな

その制服に見覚えがあった筈なのだよ

それでアイツはこの事を知ってるのか

なっ！？それは一体どういう事なのだよ！？

連絡を取ってないだと！？

そんな事あり得るのか？！あの赤司だぞ！

詳しく聞こうとAの腕を掴んだ瞬間に

高尾が現れた

こいつは…タイミングが良過ぎるのだよ

軽口を叩くな

Aとは中学の同級生なのだよ

高尾はいつものように馴れ馴れしくAに声をかけた

！！//高尾に言われ気付くとはな//

腕を掴んですまなかった//

ん？ああ…こいつが無理やり呼んでいるのだよ

高尾がバスケ部だと話し出した途端

Aはより一層他人を見る目をしてきた

何故そんな目をするのだよ

1人？ああスタイルは変わってないのだよ

な！？帰るだと！？待て！まだ話が…

！！何を言い出すのだよ

俺は黒子の事を一目を置いてるが

あいつに何が出来る

悪いがIHに行くのは黒子とお前ではない

俺だ

予選の決勝…か

そこまで上がって来れるならばな

…全く…久しぶりの再会であんな態度をされるとは

思ってもみなかったのだよ

もっと…嬉しそうな顔をすると…思っていた

貴『みど君！久しぶりだね！

うわー学ラン姿見慣れない笑

また描かせて？』

…いくらでも描かせてやるのだよ…

ん？ああ…大人しくみんなと仲良くできるあいつだが

芯はしっかりしてるのだよ

負けず嫌いというか意地っ張りというかな

…だからこそ負ける訳にはいかないのだよ

雑誌も手に入れた

体育館に戻りシュート練をするのだよ高尾

俺が黒子に負けるなどあり得ないが

人事を尽くすのが俺だ

ラッキーアイテムになり得る物も手に入れた

俺のシュートは落ちないのだよ

それを試合で分からせる限りだ…

覚悟しとけ黒子そして…A

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