ハイスペックな同居人part3【高尾和成】

episode106 ページ22

『えっと、みんな久しぶり…』


「今吉先輩お久しぶりです！」




一応2，3年生は知ってる顔だから久しぶりとあいさつをする

しかし1年生は誰だこの人と言った顔だ





「今吉Aだ

　去年のうちの女王だ」





監督がそう紹介すると

1年生はきらきらした顔の人と

あまりよろしくない顔をする人がいた





「この後体育館で練習があるが

　寄っていくか？」


『え、あー……』



「先輩寄っていきましょうよ！」




2年生の1人がそういった





「引退してから先輩全然顔出してくださりませんでしたし…

　久しぶりに会えたんですから！」


「そうですよ！」


「私たちの成長みてください！」





意外だった

もっと嫌われてると思ってた


去年、珱波は優勝を逃した

私のせいで


だから恨まれてるんだと





『みんな、私の事何ともおもってないの？』


「何がですか、気にしてませんよ誰も」


「あれはしょうがないですよ」


「私たちこそ、優勝できなくてすみませんでした」



『みんな……』




もういいかな

ずっと私は優勝できなかったことが悔しくて


もうみんなに見せる顔がない

そう思っていたけど





『いいの？』


「行きましょう先輩！」






少しは許してもらえるかな

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