帝光のもうひとりのマネージャー2【黒バス】

しない ページ32

｢よかった〜｣



その子がいなくなった直後

さつきが安心したように言った




「Aが普通に祥吾くん呼ぶから修羅場になるんじゃないかって心配で…」


『修羅場？』


「そうだよ！」





さつきはよくわからない心配をしてた

修羅場なんてごめんだし、






「A、腹減った」


『知らない』


「それくれ」


『私の弁当だから駄目に決まってるでしょ』






祥吾がおいしそうと手を伸ばしてくるので

ぺしっとたたいた






「祥吾くんのお弁当は？」


「ねぇよ」


『忘れたの？』


「買ってる、いつも」







じゃあ早く買いに行けばいいのに

あ、私が売店に行くところを呼び止めたのか






『呼び止めてごめん、行ってきな良いよ』


「お前も来い」


『私も？』


「いいだろ別に」






行くぞと腕を引っ張ってくる


ちらりとさつきの方を見ると

行ってらっしゃいと言わんばかりの笑みをしてた





『で、何買ってくれんの？』


「は？自分で買え」


『私ポッキー食べたい』


「ポッキーゲームしたい？」


『誰もそんなこと言ってないし』

あ→←つらくはない

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