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当たり前な日常、当たり前な風景。
とある公園で2人の少年が、サッカーボールを蹴りながら遊んでいる。
?:「なんだよ、全然ボール取れねえじゃん」
?:「当たり前やん!キヨくん、サッカー上手いんやから!!」
キ:「とーぜんっ!レトにボール取られる程、俺は下手じゃねえもん」
サッカーボールを器用に蹴り、自信満々に笑う少年の名は清原拓海、通称キヨ。
レ:「うわー!めっちゃムカつくわ!」
キヨからボールが取れず、言葉とは裏腹に笑みを浮かべる少年・香坂玲汰、通称レト。
キ:「…ったく、しょうがねーな!ボールやるから、受け取れよっと!!」
キヨはレトに向かってボールを思いっきり蹴り上げる。
レ:「Σちょっ!!キヨくん、そんなん取れへんよーーー!!!」
レトの上を軽々超えていったサッカーボールを見て、文句を言う。
キ:「あっ!わりわり!!つい、やっちまった」
レ:「全然悪いと思ってへんやろ」
キ:「あ、分かる?」
レ:「“あ、分かる?”じゃあらへんやろ!!ったく…」
レトは呆れながら、サッカーボールが飛んでいった方へ歩き出す。
キ:「しっかりボール見つけて来いよー!!」
レ:「誰が蹴ったボールだと思ってんの!」
キヨは大笑いをしながら、1人公園にある鉄棒で遊び始める。
******
公園の奥は小さな森のような場所になっており、レトは1人サッカーボールを探す。
レ:「確かこっちの方に飛んでったハズやけど…」
何処を見渡してもサッカーボールは見つからない。
レ:「キヨくん、見つけて来いって言うだけで、一緒に探してくれへんもんな…」
レトは公園の方を見て、ポツリと呆れ気味に呟く。
レ:「愚痴ってもしゃーないし、早よ見つけんと陽が暮れてしまいそうや」
レトはあちこちボールを探していると、人の姿を発見して顔を見上げる。
レ:「…?」
そこには1人の少女が、ジッとレトを見つめていた…
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初投稿です!!なのに、主人公出てなくて申し訳ないです(;_:)
次回登場しますので、是非今後ともよろしくお願いします(●´ω`●)
香澄
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香澄(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます!!とても嬉しく拝見しました(*^^*)あいさんに気に入って頂けて、本当に本当に嬉しく思ってます!他の作品も是非よろしくお願いします(*´ω`*) (2016年4月3日 16時) (レス) id: fe97a84109 (このIDを非表示/違反報告)
あい - 完成度が高くてとてもびっくりしました!終わり方なんかも魅力的で私好みでした(*´ヮ`*)次の作品も楽しみにしています! (2016年3月30日 17時) (レス) id: 6587901ccd (このIDを非表示/違反報告)
香澄(プロフ) - 杏さん» コメントありがとうございます!最後まで見て下さってありがとうございます(*^^*)これからも頑張りますので、是非これからも読んで頂けると嬉しいです♪(*´▽`*) (2016年1月11日 22時) (レス) id: 84a4fe9ab3 (このIDを非表示/違反報告)
杏 - 一気に読んでしまいました!めちゃくちゃ面白かったです(*^^*) (2016年1月10日 19時) (レス) id: 06b9bb2462 (このIDを非表示/違反報告)
香澄(プロフ) - 林檎さん» コメントありがとうございます!初めまして林檎さん(*^^*)キヨさんとレトさんと同じように泣いてしまったと聞いて、本当に嬉しく思います(*^^*)キミカレを読んで頂いて、本当に本当にありがとうございます(*^-^*) (2015年11月23日 23時) (レス) id: fe97a84109 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:香澄 | 作成日時:2015年9月24日 0時