フュンフウントツヴァンツィッヒ ページ30
今日はコネシマを描く。
コネシマは...うん。一言で言うとうるさい。
そしてそのうるささでゾムの食害の餌食となり、爽やかな水色のオーラを、何時も土気色にさせて帰ってくる。
色んな意味で凄い。
にしても、兵士たちとの訓練の音を聞いた時は感動したな。
新兵4人が一斉に攻撃したのに、全ていなしていた。
空気が教えてくれた。コネシマが戦ったあとは、爽やかな風が吹く。
圧倒されそうになるけど、何だか軽やかな。安心する。
本人に言うと調子に乗りそうだから言わないけど。
ドンドンドン、と扉が叩かれた。
ゾムみたいに力加減をしてくれ。ドアが泣いてるぞ。(多分)
kn「ちーーっす！」
そして返事を聞く前に入るな！！ったく。
『お、来たな。ここ座ってくれ。』
絵を描くためにコネシマの顔を触るのだが...。
鼻高ぇ。肌はすべすべだし。目はぱっちりしてるし、唇は薄くて綺麗な形。
...これが噂の顔面偏差値114514か！
kn「なしたん。」
『なんも。』
別に羨ましいとか思ってないし。
女の子に間違えられること無いんだろうなとか思ってないし。
kn「フハッくすぐって...w」
『うるさい！コネシマは声でかいんだから、少しは考えてくれよ。』
kn「アーッハッハッハッハッハ！ごめんごめん！！」
『だからうるさいって。』
kn「んー。」
『どうした。』
kn「何でお前そんな細いんにゾムより食えるねん。」
『え、細い！？俺、これでも54kgはあるぞ。』
kn「細いやん。」
『いや、お前の基準がおかしいだろ。インドア舐めんなよ？お？？』
絵を描き終わると、コネシマが言った。
kn「あのベッドにいるクリーパーどうしたん？」
『ああ、ゾムがくれたんだ。友達の証だって。』
kn「まじか...。」
『？どうしてそんな落ち込むんだよ。』
kn「いや、俺も用意してん。これ...」
まだ絵の具が着いたままの手が取られ、球状の物を掴まされた。
『これ何？』
kn「サッカーボールや！俺がいっちばん好きなスポーツ！！あんな、今はブラインドサッカーって言うスポーツがあるんやって。Aみたいに、目が見えない人がサッカーしてるんや。」
『すごいな！そんなことが出来るのか。...でも、俺サッカーはスポーツとしては知ってるけど、ルールは知らないぞ？』
kn「そんぐらい教えるわ！な、一緒にやろーや。息抜きも必要やで？」
その日はコネシマと一緒にサッカーをした。
初めてが沢山で、楽しくて。すっごく幸せな1日だった。
ゼックスウントツヴァンツィッヒ→←フィアウントツヴァンツィッヒ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 343人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Nanaki(プロフ) - すみれいんさん» ぴえっ！？ありがとうございます！！何度も読んで頂けているとは…書いていて感謝されたのは初めてです！この作品は思い入れがあるので、そう言って頂けて嬉しいです！幸せ！！！！！ (2020年4月16日 2時) (
レス) id: 421b2f6c3f (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 何度読んでもいい作品です。ありがとうございます！！ (2020年4月16日 0時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
Nanaki(プロフ) - yukinaさん» えへ。休み休み次からも頑張る！コメントありがとう！！ (2019年12月30日 11時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
yukina(プロフ) - ムリすんなよ？休むことも大事なんだからな？ (2019年12月15日 22時) (レス) id: 8d2558e81e (このIDを非表示/違反報告)
Nanaki(プロフ) - mo4さん» でしょでしょでしょでしょでしょ((ry (2019年11月30日 20時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Nanaki | 作成日時：2019年11月17日 23時
