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………
……
…
最近、カカシさんと上手く話せない……
話せないというか……お見舞いに行ってもすぐに帰る事が増えてる
気まずいって、思ってしまう………
ポチ「A」
A「……………」
ポチ「…A!」
A「!は、はい!」
ポチ「何個握り飯作る気だ」
A「え?……あっ!」
目の前の皿には握り飯が山積みになっていた。
3合炊いたはずの炊飯器は空。
A「もっと早く教えて下さいよ!」
ポチ「何度言っても聞かなかったのはお前だろ」
A「……そんなに呼んでたんですか?」
恐る恐る聞くと、人の姿をしていたポチは力強く頷いた。
A「うそ…」
全然気づかなかった……
ポチ「お前最近おかしいぞ。昨日は十回くらい米研いでたし、カカシの見舞いは行くが何かと理由をつけてすぐ帰るし……」
何かあったのか?と付け加えるポチ。
その問いにAは首を振った。
A「特に何かあったわけじゃ……………あの」
『ガチャ』
再び口を開くと同時に玄関が開く音がした。
そちらを見つめていると、逆立った銀髪の、長身の男性が現れる。
A「!カカシさん!?」
カカシ「ただいま〜」
A「退院は明日だったはず…」
カカシ「ちょっと驚かせようと思っt……どしたのあのおにぎりの山」
A「あ…えっと、これは……」
カカシの帰還に驚いていたAは、無意識に大量に作っていたおにぎりの存在を思い出した。
A「あの………い、色んなおにぎりを作っていたら楽しくなって…」
ポチ「塩むすびしかないぞ」
A「えっ!?」
ポチ「具材一つも側になかっただろ。実際、今出てないしな」
A「…………」
ホントだ……。塩とご飯が入っていた容器しか出てない
カカシ「何か悩み事?」
A「い、いえ!少しぼーっとしてたみたいです!」
カカシ「………ま!それならいいんだけどね!…何かあったら相談するように」
A「はい」
と、Aは少しだけ視線をずらした。
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和弥(プロフ) - シルバさん» 更新を停止するなんて情けない決断したところに温かな御言葉ありがとうございます……!I'll be back ! (2019年10月10日 22時) (レス) id: 46187c734e (このIDを非表示/違反報告)
シルバ(プロフ) - 来年でも更新待ってるので、帰ってきてくださいね!楽しみにしてます! (2019年10月1日 23時) (レス) id: 54f5825f9b (このIDを非表示/違反報告)
和弥(プロフ) - ミコトさん» ありがとうございます!更にお待たせしてしまいますが面白いものが書けるよう頑張ります! (2019年8月13日 13時) (レス) id: 46187c734e (このIDを非表示/違反報告)
ミコト(プロフ) - 続きが気になります^_^待ってます! (2019年8月9日 15時) (レス) id: 47f303260b (このIDを非表示/違反報告)
和弥(プロフ) - 紗南さん» ありがとうございます!あれですね、手違いがあって閉じてました。お直ししてから開放する予定ですが毎日それを忘れてるってのが現状です。待たせているようで、すいませんorz (2018年9月5日 7時) (レス) id: fb538751c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:和弥 | 作成日時:2016年12月3日 22時