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サスケ「!」
不意にサスケはAからナルトに視線を動かす。
ナルト「ぐっ……」
サスケ「………………」
『ガクン』
サスケ「…!」
ヤマトが痺れる体を動かして印を結ぶ。と、刀を押し出すように木遁を発動させ、そのまま後ろへと押しやった。
重心が後ろへ移動したサスケの逃げ場をなくすべく、木遁で円形の壁を作る。
が、サスケはそれに穴をあけて元いた場所に立った。
ナルト「サスケ……何で分からねーんだ!!もうじきお前の体は大蛇丸にとられちまうんだぞ!!」
サスケ「………そうなったら…そうなっただ」
ナルト「!?」
サスケ「子供のままだな…ナルト。オレにとっては復讐が全てだ。復讐さえ叶えばオレがどうなろうがこの世がどうなろうが知った事じゃない」
A「…………」
サスケ「はっきり言うとだ。イタチは今のオレでも大蛇丸でも倒せない。だが大蛇丸にオレの体を差し出す事でそれを成し得る力を手に出来るなら、こんな命いくらでもくれてやる」
ナルト「……!」
ヤマト「話は終わりだ。ナルトとサクラ、A……君たちの手前…彼に手荒なマネはしたくなかったが……悪いがもう本気でやるよ…」
サクラ「ヤマト隊長…!」
サスケ「木の葉か……お前たちはもういい…。終わりだ……」
と、印を結び左手を振り上げる。
『ガッ』
大蛇丸「その術は止めておきなさい…サスケ君」
全員「!」
サスケ「放せ」
カブト「こらこら……大蛇丸様に向かってまたそんな口の利き方を…」
大蛇丸に続き、カブトがどこからともなく現れた。
サスケ「……止める理由はない」
カブト「今の暁の動きを君も知ってるよね。この木の葉の人たちには暁を始末してもらいたいんだよ、一人でも多くね……。他の暁に邪魔されると…君の復讐も上手くいかなくなるだろ…」
サスケ「…情けない理由だな」
カブト「復讐の可能性を1%でもあげるためだよ。そうだろ…?」
サスケ「…………」
大蛇丸「行くわよ」
と、振り上げた腕を掴んでいる手を離し、3人は燃えるように姿を消した。
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和弥(プロフ) - シルバさん» 更新を停止するなんて情けない決断したところに温かな御言葉ありがとうございます……!I'll be back ! (2019年10月10日 22時) (レス) id: 46187c734e (このIDを非表示/違反報告)
シルバ(プロフ) - 来年でも更新待ってるので、帰ってきてくださいね!楽しみにしてます! (2019年10月1日 23時) (レス) id: 54f5825f9b (このIDを非表示/違反報告)
和弥(プロフ) - ミコトさん» ありがとうございます!更にお待たせしてしまいますが面白いものが書けるよう頑張ります! (2019年8月13日 13時) (レス) id: 46187c734e (このIDを非表示/違反報告)
ミコト(プロフ) - 続きが気になります^_^待ってます! (2019年8月9日 15時) (レス) id: 47f303260b (このIDを非表示/違反報告)
和弥(プロフ) - 紗南さん» ありがとうございます!あれですね、手違いがあって閉じてました。お直ししてから開放する予定ですが毎日それを忘れてるってのが現状です。待たせているようで、すいませんorz (2018年9月5日 7時) (レス) id: fb538751c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:和弥 | 作成日時:2016年12月3日 22時