▽「前日」 ページ32
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時は過ぎ、明日は卒業式。
今日は、笠松先輩の家に来ていた。
笠松先輩は、近くの大学に進学する。
だから、ここを卒業したら私もそこに通うのが今の夢だ。
森山先輩と小堀先輩も同じ大学らしい。
高校は卒業したくないけど、早く先輩達の所に行きたいって気持ちもある。
『先輩と一緒にいたいから同じ大学って…やっぱダメですかね?』
笠「動機としてはダメだな」
『…ですよね』
ふいに、笠松先輩が私を抱き締めた。
笠「…でも嬉しい///」
『ほんとですか!やったー!勉強頑張ります!』
笠「おう、頑張れ。俺も教えてやるから」
『はい!絶対行きますから!』
でも、その前に今年のインターハイとウィンターカップ。
『絶対優勝してみせます!』
笠「おう!練習頑張ってるか?」
『はい!昨日は練習5倍でした!』
笠「…相変わらずすごいな」
『昨日は部室からアブナイ本がでてきたんです。だから5倍です』
笠「まぁ、男だからな…」
『笠松先輩も持ってるんですか!?』
笠「…持ってねぇよ!」
『なんですか、今の間は!持ってたら有罪ですよ!』
笠「なんでだよ」
『こんなに可愛い彼女がいながら、夜な夜な…』
笠「やめろ!俺はそんなことしねぇ!持ってもねぇ!///」
『じゃあ、信じます』
まだ、笠松先輩はムッツリ疑惑あるんだから。
スケベ(仮)なんだから。
『…明日は卒業式ですね』
笠「そうだな」
もう、学校で会えないんだ。
毎日顔を合わせるのも難しくなる。
顔を見ておはようって言えなくなるんだな。
笠「んな顔すんな。いつでも会いにいってやるから」
『…はい。絶対ですからね!』
笠「おう。あっ、それと」
"イケメンにナンパされてもついていくんじゃねぇぞ"
『…私をなんだと思ってるんですか』
笠「お前、モテるだろうが」
『今さら、そんな人いませんよ』
笠「新入生とか…」
『年下は眼中にありません』
笠「…そうか」
『ていうか!』
笠松先輩の頬っぺたを両手で包み目を合わせる。
『笠松先輩にしか興味ないんで』
笠「……っ…!///」
『だから、安心してください!』
笠「おっ、おう」
『笠松先輩こそ、美人なお姉さんについてっちゃダメですよ』
笠「女とはしゃべれねぇから大丈夫だ」
『…それもそうですね』
. Fin .
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騎士団(プロフ) - 優さん» あ、はい!こちらこそすみません。楽しみにしています! (2018年3月1日 16時) (レス) id: 6ad41deab8 (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - 騎士団さん» すいません、公開まで少し待っててください! (2018年3月1日 16時) (レス) id: cb1c2406d3 (このIDを非表示/違反報告)
騎士団(プロフ) - ここで聞くべきではないのですが、すみません。あの、大学編のパスワードって……? (2018年3月1日 14時) (レス) id: 6ad41deab8 (このIDを非表示/違反報告)
騎士団(プロフ) - 優さん» そうなんですね!じゃあ楽しみにして、待ってます!! (2018年2月28日 13時) (レス) id: 6ad41deab8 (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - 騎士団さん» コメントありがとうございます(*^^*)そう言っていただけると嬉しいです!近々作りたいと思いますので、お待ちください。 (2018年2月28日 10時) (レス) id: cb1c2406d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優 | 作成日時:2017年9月2日 19時