▽色気 ページ19
. 笠松side
お風呂から出て部屋へ戻ると、まだAは帰ってきていなかった。
女は長いからな。
『あれ?笠松先輩早いですね!お待たせしましたー』
笠「…ッ…!」
浴衣姿って、こんなに色気でるもんか!?
髪をお団子に結わいてるところとか…やべぇ。
『笠松先輩の浴衣姿かっこいいですー!』
笠「あっ、おい!」
いつものように抱きついてくるA。
今、部屋には二人きりな訳で…この状況はまずい。
いくら俺でも理性が危ねぇ。
『どうしたんですか?』
笠「…言っとくが、俺は男だからな///」
『??知ってますけど』
笠「絶対わかってねぇ…」
『でも、笠松先輩に誘ってもらえて嬉しかったです!私ばっかり好きなのかなって思ってたんで…』
笠「…そんなことねぇよ」
『周りの子とかは頻繁にキスとかそれ以上のこともしてるらしいのに、私は手すらまともに繋いでない!って悩んでたんですけど…』
恥ずかしくて、あまりしてこなかった。
それが不安にさせてたなんて思わなかった。
『でも、そんなことしなくても、私は笠松先輩といれるだけで幸せなんで♪』
そんなこと言われたら、我慢できるわけねぇ。
『私絶対、世界一幸せな自信ありま…笠松先輩?』
気がついたときには
Aの頬に手を伸ばしていた。
.
終わり ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)
←▽旅館
151人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:優 | 作成日時:2018年3月1日 13時