カルマの弟は物凄い○○○○でした (ページ8)

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惚れ薬2 ページ8

あとはせんせーが見付けるのをまつだけ…と。

俺は職員室を出ると、前原と磯貝のいる教室に向かった。

二人とハイタッチをすると、職員室の様子を写しているテレビを見る。

しばらくすると、立て付けの悪い扉が、ガタガタッという音をたてて、ゆっくり開いた。

おっ、と三人でテレビに見いると、赤い髪が目に入った。

…ん？赤い髪？

テレビの画面に写ったのは、俺の天使な兄貴、赤羽カルマだった。

「は！？カルマ！？」

「兄貴！？何で！？」

「って。カルマがアメ食べたりしないよな…？」

磯貝の言葉でハッとする二人。

兄貴がアメを食べたら…。

くっ、鼻血がとまんねぇ。

「ダサい格好すんな！気持ちもわからなくもないけど…」

「しょうがねぇだろ！？考えて見ろよ！」

ギャーギャーいい争いをしているうちに、兄貴は殺せんせーの机に向かっていた。

バッとテレビを
みたら、殺せんせーのお菓子Boxを取り出している。

全員が顔を真っ青にした。

いっせいに教室を出る。

許可なく思いっきり職員室の扉を開けた。そこには殺せんせーの机の上に突っ伏して寝ている兄貴の姿があった。

磯貝はハァーと大きなため息をついた。

「やっちまったなw」

前原は苦笑いをしながら頭をかいた。

あー…。間に合わなかった…。

「どうする？ユーマ。」

「…取り合えず教室に。先生(烏間)にばれたら面倒だし…」

それにこんな可愛い兄貴が先生(鳥間)に襲われたらヤバいし。

「うん。全部きこえてるぞユーマ。」

おっと、口に出ていた。まぁいいか。鳥間先生がいるわけでもないし。

さらっと前原の言葉を(頭で)流すと、兄貴をよっと肩にかついだ。