極パニック４ ページ35
Aside
こんのすけや男士達の導きで、時間遡行をして、過去の仙台にやってきた
…この地から僅かに倶利伽羅の気配がする。早く見つけなければ、今も彼は…検非違使と…！
一期「主殿、どうなさいますか？」
『…倶利伽羅の気配を追います』
一期「気配を？」
『ええ。』
私は気を集中させた
倶利伽羅…大倶利伽羅…どこにいるの…？
──！
『こっち！』
私は駆け出した
一期「主殿、お待ちください！」
長谷部「待て一振！お前の足じゃ追いつけん！」
後ろで誰かが叫んでいたけど、私には聞こえなかった
誰かが…いなくなるなんて、嫌だ！
一期side
大倶利伽羅殿の気配を追うと言った主殿は、いきなり顔を上げたかと思うと、そのまま一目散に駆け出していた
長谷部殿が主殿を追って走り出したが、そのうち2人とも見えなくなってしまった
なんという速さだ…
…そんなにも、彼が…大倶利伽羅殿が大切なのか…
………
一期「…妬けますな」
加州「一期、何か言った？」
一期「いいえ何も」
我々は走りながら話し出した
加州「ねぇ…考えたくないけどさあ…」
一期「なんです？」
加州「主って、大倶利伽羅のこと好きなのかな」
一期「───っ…」
加州「だって、だってさ、あんなに必死に、全力で走ってさ…」
一期「…」
加州「俺、あんな辛そうな主初めて見たよ。心配でたまらないって顔してた」
一期「……ぃ…」
加州「主が大倶利伽羅のこと好きなら、応援してあげなきゃ、」
一期「そんなこと聞きたくない！」
加州「っ！？」
一期「言わないでくだされ…そんなこと！」
加州「い…ちご…？」
一期「…申し訳ない…少し…動転していて…」
加州「…俺こそごめん、一期は…」
一期「謝らんでくだされ」
加州「っでも！一期は、主が好きなんでしょ？」
一期「…」
ええ…好きですとも…愛しておりますとも！
でも、私は加州殿のように応援なんてできない
きっと私は、一生大倶利伽羅殿の顔を見れないだろうし、嫉妬に狂って何をするかわからない
私はいつからこのような狭い男になったのだろう…
長谷部「一振！加州！」
2人『長谷部(殿)！』
長谷部殿が息を切らしながら戻ってきた
私達2人が走るのを止めると、後ろを走っていた者達も次々と止まった
燭台切「長谷部君！伽羅ちゃんは？主は？」
長谷部「っ…す、すまない…」
長谷部「見失ってしまった…」
それを聞いた私は、考えるよりも先に手が出ていた
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リンリン(プロフ) - 銀河さん» 遅くなりましたが、感想ありがとございます！これからも頑張って更新していきます！ (3月23日 12時) (
レス) id: f528c3e1a1 (このIDを非表示/違反報告)
銀河(プロフ) - 受験勉強お疲れ様です！続きがとても楽しみです！ (2018年1月21日 16時) (レス) id: 1c52cf51ca (このIDを非表示/違反報告)
リンリン(プロフ) - 凪花さん、感想ありがとうございます！楽しんでもらえて恐縮です…。更新は不定期ですけど、お付き合いください。 (2017年5月10日 19時) (レス) id: 280584da08 (このIDを非表示/違反報告)
凪花(プロフ) - 初めて読む刀剣乱舞小説がこんなに素晴らしいなんて…ますます沼にはまってしまいました。続き楽しみにしてます！ (2017年5月8日 6時) (レス) id: 254f4e5b63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンリン | 作成日時：2017年4月3日 18時
