２１＿特別？ ページ22
「あ、メニュー表見ちゃった？」
私がメニュー表を見たことに気づいた様子。
柳瀬さんの発言からは、見てはいけない、に近いことが聞き取れた。
「メニュー表見てもしお気に入りを見つけたら悪いんだけど、彼氏役僕になったんだ？」
にこっと笑って自分を指差した柳瀬さん。
「自分で選べないもんなんですか？
いや、柳瀬さんでいいのですが。」
「普通はそうじゃないんだけどAちゃんは特別だからね」
柳瀬さんはそう言った。
柳瀬さんはなぜ私の名前を知っている？
自己紹介はしていないはずだ。
そしてなぜ私が特別？
私のような困ってくるのは珍しいのだろうか。
そうなると、今まで来た客はただの自己満足という事になる。
しかしそんな事はどうでもいい。
「じゃあAちゃんの家行こっか。」
にっこり笑って私の手をひく柳瀬さん。
カラン、カラン、とドアについている鈴をならして外に出る。
右と左、道は二つある。
私の家へ行くには右だった。
ここは右です。
そう言おうと思ったのだが、柳瀬さんは何も聞いてないはずなのに右へ曲がった。
次はまっすぐ、右、右。
何も言ってないのに私の家へ間違えもせずに向かっていた。
あと3回ほど曲がればつく時に。
「Aちゃんの家ってどこ？
てか今までのあってる？」
柳瀬さんが聞いてきた。
知らなかったように。
いや、絶対に私の家を知っている。
いくら店員だろうとここまで勘がいい訳がない。
「右です。しかし柳瀬さん私の家知ってますよね？」
聞いてみた。
私は柳瀬さんと関わったことが無い。
しかし、なぜ知っている？
「え？知らないけどなんで？」
私の質問を否定した。
これは、嘘だ。
知ってるに決まってる。
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カノン♭(プロフ) - おお！続編おめでとう！！(*ﾟ▽ﾟﾉﾉﾞ☆ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ (2014年4月9日 7時) (
レス) id: faadc1753c (このIDを非表示/違反報告)
晴れノチ曇(プロフ) - カノン♭さん» 見てくれるのはやいねー毎回ありがとーッ！これからどうなろんだろうねこの人たち……自分でも話考えながら書いてるから気になるよ(´・ω・`) (2014年4月4日 23時) (レス) id: 54af9aaec5 (このIDを非表示/違反報告)
カノン♭(プロフ) - (； ･`д･´)ﾅﾝ…ﾀﾞﾄ!?嘘だろ晴樹嘘だと言ってくれ！←オーバーなw (2014年4月4日 23時) (レス) id: faadc1753c (このIDを非表示/違反報告)
カノン♭(プロフ) - 晴れノチ曇さん» ノッチ、良くやったぜ！柳瀬さんが空気になったのかと思っゲフンゲフン (2014年4月3日 12時) (レス) id: faadc1753c (このIDを非表示/違反報告)
晴れノチ曇(プロフ) - カノン♭さん» お待たせ柳瀬さんですｗ((今気づいたけどそうとう長い間柳瀬さんが出ていなかったｗ (2014年4月3日 11時) (レス) id: 54af9aaec5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴れノチ曇 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php
作成日時：2013年9月22日 1時
