12話 ページ14
覚悟を決める。
勢いよく扉を開いた。
強盗「だっ、誰だ!!!動くんじゃねえ!!ゆっくりこっち来い!!」
『分かりました。』
動くなって言った割にこっち来いてなんだ。馬鹿なのか。
そう思いながら渋々強盗がに近寄った。
こいつ、もう中年じゃん。おっさんじゃん。
腕一本分の距離まで来たところで、カチャリ、と音がした。
冷たい金属を額に感じる。
強盗「金を出せ。1億だ。早く用意しろ。」
『は』
強盗「いいから!!話わかんねーなぁ!」
そう云って私の首を腕で抱え込むようにして絞めた。
『ぐ………………』
そこで扉が開いた。
太宰「A!」
強盗「仲間か!!?おい、動くんじゃねぇ!こいつの頭が飛ぶぞ!!」
と太宰さんに目を向けた瞬間
激しい爆音を強盗のみに鳴らす。
パァン!と鼓膜が爆発するような音が聞こえた。
強盗「ああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」
耳を抑えて悶える強盗。
私は軽く咳き込んでそれを見た。
『どうします?太宰さん。』
太宰「とりあえず縛ってしまおうか。」
そう云って運ぼうとした時。
強盗の尻ポケットから、途切れ途切れに声が聞こえた。
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作者名:ぐらっせ | 作成日時:2018年3月16日 22時