＿＿＿彼【伊月俊】

１８＿ ページ21

【Asaid】









、









母「だって、あんた、、、









、









今日、俊くんと遊びに行ってたんでしょ？」









、









ーーーーーーーーーーーーーー俊兄と、、、？









持っていた荷物がどさっと落ちると、お母さんが駆け寄ってきた。





母「あーもう！何してるの、あんたは。


、、、誕プレでしょ、これ？






、、、うっわ！すっごい量!!!!




俊くんにこんな買ってもらったのー？」









、、、ちがうちがう、、、









貴「、、、私、、、俊兄に今日、会ってないよ？

だって俊兄、部活って、、、」





母「、、、え？じゃあ、あんた何処行ってたの？



俊くんはこの前、土曜の部活が休みになったからって電話きたのに」






貴「電話っ！？私、そんなこと聞いてないよ!!!!」







母「聞いて、、、え、うそ、、、




、、、私、Aに、、、言わなかった？









、









、









二日前にAがお風呂入ってる時に、俊くんから電話があって、





土曜の部活が休みになって、Aが予定なかったはずだから、その日の１０時に駅前の公園に集合って、、、



会って、直接いうべきだけど朝練と放課後の練習が長くなるからって、、、」







お母さんが口を手で覆う。









私は震える手をギュッと握る。









母「い、、、家にもう帰ってるんじゃない？






もうだって10時間くらいになる(「あ、こんばんはー」





、、、あ」









目の前に現れたのは、俊兄のお母さん。









伊母「俊がまだ帰ってないみたいで、、、






、、、あら？Aちゃん？









、









、









俊、一緒じゃないの、、、？」









、









その言葉にゾッとした、、、









、









真冬のこの寒さに１０時間、、、








途中、、、雨も降ったよね、、、？









、









、、、まだ、、、まだ待ってるんだとしたら、、、









、









私は体をこわばらせた。




そして、お母さんをキッと睨んだ。









貴「、、、俊兄にもしものことあったら、、、





許さないんだから、、、！」









母「、、、っ、、、」









、









私はそのまま、駅まで走り出した、、、









、









俊兄、、、









俊兄、、、









、









＿＿＿ごめんね、、、

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