＿＿＿彼【伊月俊】

１２＿ ページ13

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貴「俊兄、はいっこれっ!!!!!!!!」







伊「あっ、誕プレ？ありがと〜＾＾」









１０月２３日、、、オレの誕生日。






毎年、誰よりも早くオレの元へ来て、誕プレをくれるA。








それにいつも、姉貴あたりに聞いてるのか、その時、オレが欲しいものをプレゼントにくれるのだ。








それを知った時、できるだけ高価なものは買わせないように、割と身近にあってよく使う、低価なものを欲しいと言うようにしている。





自分より下の子に買ってもらうなんて、ましてや高価なものをもらうなんて出来ない。









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、、、ただ、その年は違ったんだ。








なんか、毎年貰うものを考えるとひと回りでかい四角い箱、、、









今日は日曜の朝、オレの部屋にいる。









伊「開けていい？」







、、、でも、正直中身が凄く気になるのは毎年のこと、、、







Aがコクっと頷くと、包装紙を綺麗にとって箱の中身を開けてみる。









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伊「え、、、バッシュ!!!!!!!!」







予想外の高価なものに、驚いた。









貴「えへへ、、、気に入ってくれたらいいんだけど？」









確かに、最近、今使ってるのがボロくなってきたし、買い替えよーかと思っていたけど、、、









、、、このメーカー、オレがほしいって思ってたやつだ、、、









貴「、、、き、気に入らなかった、、、かな？」






不安げにオレを見つめるA、、、







伊「、、、いや、そうじゃなくて、、、






高くなかった、、、？」







だって２、３万するぞ？バッシュって、、、









貴「、、、ち、ちょっと奮発しました！



い、いつもお世話になってるし、、、////」







もごもご照れて、小さくなっていく声、、、









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、、、まったく、、、この子は、、、









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伊「ありがと、、、大事に使わせてもらうよ」








柔らかい笑みを浮かべて、バッシュを見ながらお礼を言った。









そして、赤い顔の可愛い人の頭を優しく撫でた…








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