３話 青の想い ページ4
俺はどうやら好かれているらしい。
そうブラザーに溢すと、全員に冗談だと思われて流された。
鼻で笑われたり、無視されたりと色々な反応を返され、相棒であるトド松には「カラ松兄さんが女の子に好かれる訳ないじゃん！」と断言されてしまった。
いやガールじゃなくてボーイにだが、そんなことは言えなくて口をつぐんだ。
言えるわけがない。
毎日、というわけではないが、それでもよく会い、出会い頭に告白してくる男がいることなど。
自分より年下だろうか、幼げな顔立ちだが確かにイケメンと呼ばれる部類の、俺達にとって天敵なイケ大学生だった。
そんな男…Aに惚れられたことに、喜びなど毛程も感じられない。
ガールだったら両手を上げて歓喜を耐えスマートに受け入れるに決まっているが、Aは男なのだ。
幾らイケメンだろうと、受け入れる訳にはいかないのだ。
別に嫌われるよりも好かれる方が嬉しいし、Aは俺の嫌がることは絶対にしない、と日頃の交流で理解した。
毎度のように告白はしても、無理矢理抱きついたり、キスなどと恐ろしいこともしない。
まぁ、六つ子の中で一番力が強い俺が力でAに負けないだろうと思うので、そんなことあっても大丈夫だが。
気になったのでやんわり聞いてみると「好きな人に、カラ松さんに嫌われるのだけはいやなんです」と照れ臭そうに彼は笑った。
…そう、流されてはダメなのだ。
それが、Aからの告白に慣れ始めた頃の話だ。
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サトー(プロフ) - ユラさん» ありがとうございます！続編は…気が向いたらその内書くかもしれませんね (2018年2月3日 0時) (
レス) id: 6beedd7056 (このIDを非表示/違反報告)
ユラ - 面白かったです！番外編と言わず続編も作って欲しいです！！ (2018年1月30日 22時) (レス) id: 98acb8ec1f (このIDを非表示/違反報告)
サトー(プロフ) - katsura27さん» 完結しました！ありがとうございました！ (2017年10月7日 15時) (レス) id: 06798f4f12 (このIDを非表示/違反報告)
katsura27(プロフ) - 更新頑張って下さい！応援してます！ (2017年10月7日 14時) (レス) id: 25171f0d20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サトー | 作成日時：2017年1月1日 11時
