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第22話** ページ23

「…宝の持ち腐れなんかじゃないです」









「…!………みっ、水嶋っち?」







体育館の入り口から漏れた光が"彼"の顔を照らし出す









「黄瀬…涼太さん…」



分かった



いや、思い出した




なんで黒子っちと言っていた時点でわからなかったのだろう


思えば簡単なことじゃないか






「…すみません。私失礼します」



一礼して一刻も早くこの場から離れたかった私は体育館の入り口へと向かった刹那




パシッと誰かが私の手首を掴んだ




「黒子くん…?」




「…待って下さい、水嶋さん。」





「すみませんが私…」



「もう…大丈夫ですから。黄瀬くん、話したいことがあるんじゃないですか?」





「…黒、子っち?」



急に振られた黄瀬くんも戸惑っている




「…早くして下さい。あと、水嶋さんを泣かせたら許しません。」





「…はいっス。水嶋っち…少し、いいスか?」





この状況は断れないです



私は黙ってただ俯いて頷くしかなかった





「…その、スンマセンっス…」









「っ…え?」






目をつむっていた私はいきなりの謝罪に思い切り顔を上げてしまった






ぎゅっ、と黒子くんが手を握っている





暖かい



さくらちゃんと話した時と同じ感覚がする



心になにかが埋まっていくような感じ






「黄瀬、くん?…あの…えっと…」





戸惑っている私は黒子くんにアイコンタクトで助けを求めた




が、黒子くんはふにゃ、と笑った









黒子くんは何を考えているのか…本当に分からない

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**CrAzZY*BeAr**(プロフ) - Aya <(´∀`)/さん» ありがとうございます!!続編の方でも是非よろしくお願いします! (2014年4月2日 11時) (レス) id: 17dcfc2682 (このIDを非表示/違反報告)
Aya <(´∀`)/ - 続編楽しみにしてます!!頑張ってください!!\(´ω`)/ (2014年4月2日 1時) (レス) id: 173f474ccd (このIDを非表示/違反報告)
**CrAzZY*BeAr**(プロフ) - れにゃちん@高宮Loveさん» ありがとうございます!!出来る限り今日で続編いけるように頑張ります!本当にありがとうございます! (2014年3月29日 8時) (レス) id: 17dcfc2682 (このIDを非表示/違反報告)
れにゃちん@高宮Love(プロフ) - 誕生日おめでとうございます!!続編も楽しみにしています!頑張ってくださいヽ(≧▽≦)ノ (2014年3月29日 7時) (レス) id: 6fdfd595db (このIDを非表示/違反報告)
**CrAzZY*BeAr**(プロフ) - 真由子さん» こんにちはー♪ありがとーございますっ!!これからもよろしくお願いします!! (2014年3月20日 19時) (レス) id: 17dcfc2682 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:**CrAzZY*BeAr** | 作成日時:2014年2月3日 23時

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