【黒バス】水曜日の放課後、図書室で。

第19話** ページ20

土曜日の朝5:40


ジャスミンティーのかおりが私を包む


「んっ…斗愛…？おはようございます…」

目を開けると目の前にさくらちゃんが居て、驚いてしまいましたが、昨日のことを思い出しそうでしたね、とベッドから体を起こした

それに気付いた斗愛とあいさつを交わす



「おはようございます、お嬢様」



「今日はジャスミンティーね。私、ジャスミンティー好きなんです」


「ふふっ、知ってますよ？

今日は朝風呂入られますか？」


「ええと…じゃあジャスミンティーを頂いてから入ります。準備お願いしますね」


「はい、かしこまりました」


やっぱり、ジャスミンティーは温かいうちが1番美味しい


朝の楽しみを味わった後、朝風呂に入る




「雲ひとつ無い空って…なんかいいですよね」


誰もいない露天風呂でボソ、と呟く



「今日は何をしましょうか…」



_____________



「いただきまーす！」


リビングに私以外の梨乃、遼、


黒子くん、さくらちゃんの声が響く


朝8時になり、みんなが起きてきた頃

ただ1人まだ熟睡している人がいる…



「翔、雪菜。火神くんを起こしてください…」


私はため息混じりに言った



この2人の起こし方は…半端が無いです


1度梨乃の起こされているところを見たのですが。


…あれは思い出さない方がいいかもしれません


「うわぁぁぁぁあ！！」

…火神くんが可哀想です



この声はきっと幻覚なのです

幻覚と信じましょう…


「あーぁ、大我可哀想…」


遼は心配してるのでしょうかね？


笑ってますけども

梨乃もきゃっきゃっと笑っています


ふふっ…私もつられて笑ってしまいました


ダダダダダッ…


なにか地響きが聞こえますね


まぁ…大体察しはついてますが…


バンッ


「はぁ…はぁ…おい水嶋ァ…何だよさっきの！」


「梨乃の専属メイド、執事で双子の翔と雪菜です。…！…ふふっ」


「あっ…てめぇ…今笑ったな？！」


「笑わないわけないじゃないですか…ぷっ」

あ、さくらちゃんも笑ってます


「だってさ、大我…ズボンと服、逆に着てんだよ？…ぶはっ…」


遼は…少し笑いすぎです

「うわぁぁぁ…何やってんだ俺…ああ…」


火神くんは火神くんではなくなってますし…

「…遼、はしたないですよ。ではみなさん、朝食をいただきましょう？」


今日はいつもより騒がしくて楽しいBreak firstになったようです

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