【イナイレ】妖精の詩 5【無印】

52.戦わない ページ2

ｰｰｰｰin蹴球堂(サッカー部部室)

垣田に案内された円堂達は、漫遊寺中サッカー部と向かい合っていた。
円道の説明に、静かに聞いていた部員の影田は口を開いた。

「･･･なるほど。お話はよく分かりました」

「それじゃあ俺達と戦ってくれるんだな？」

「いえ、私達は戦うつもりはありません」

その言葉に円道達は驚いた。
戦わないというのなら、宇宙人に学校を破壊されるのを待つだけだ。

「私達がサッカーをしているのは、あくまで心と体を鍛えるため。争うためではありません。彼らには私達に戦う意思のないことを話してお引き取りいただきます」

「お引き取り･･･！？」

「お、おい！そんな話が通じる相手じゃねぇって言ってんだろ！？」

染岡が立ち上がって言うが、影田は至って冷静だった。

「それはあなたの心に邪念があるからです」

「じゃ、邪念？」

「心を無にして語りかければ、伝わらぬことはありません」

そんな考えに、円道達は思わず唖然とした。

が、その中でAが口を開いた。

「ちょっと口を挟むようだけど」

円道達も漫遊寺サッカー部も、一斉に彼女を見る。

「アンタらのその信念に文句をつけるつもりはないよ。でも私から見たアンタらの考えは、正直言って甘過ぎるよ。そんな方法で解決するなら、今頃いくつもの学校が助かってる」

「・・・・・・・」

Aの厳しい言葉に、影田を始めとする漫遊寺サッカー部は顔をしかめた。
Aはそれに構わず続ける。

「アンタらが本気なら私達は止めはしない。けど後々後悔しないように気を付けた方がいいよ。これはあくまで“警告”だから」

「･･･ご忠告、感謝します。胸に留めておきましょう」

では失礼します、と漫遊寺サッカー部はその場を後にし、道場には雷門イレブンだけが残された。




しばらくして、円堂達も道場を出てキャラバンに戻った。
そして少数のメンバーは、さてどうしたものかと検討中。

「で、どうする？」

「どうするって言われても･･･」

今までとはパターンが違うため、風丸も染岡も困っていた。

「あの様子じゃ漫遊寺は梃子でも動かないよ。でもあんな方法で凌げる確率はほぼゼロ。私達も試合に備えておいた方がいいね」

「Aの言う通りだな」

「そうと決まれば、練習場所を探そう！」

「練習場所ならあるよ」

吹雪のおっとりした声に振り返れば、ここに来た際にも見た光景が。
王子様スマイルの吹雪と、両隣でうっとりしている二人の女の子。

「また何かあったらよろしくね♪」

「はーい！V」

「「「「・・・・・・(汗)」」」」

53.春奈の叱責→←51.木暮 夕弥

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

ラッキーキャラクター

土門 飛鳥

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す