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・Lie...22 ページ22

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「で、何か用?」

「特にないけど」





待ってたとか言いながら用もないとか、さっさと教室戻ってよ……


じと目で彼を見ていると、授業始まりのチャイムが鳴る。



「……」

「なんだい?戻らなくていいのかって?」

「そうだね、ちょうどそれ思ったかも」



疑問に思ったのは本当。

けど、無感情なまま言い放つ。



「先生なら、適当にごまかせばいいさ」

「…そう」



信頼されているでからこそ、出来るごまかし。

メリットもあればデメリットもある。





赤司とは反対側の、日が当たる所に座る。



あったか…


気持ちよくて、さっきの苛立ちは少しずつ薄れていった。




「…なぁ」

「何」



少し離れているから、大きめの声で赤司が物言う。



「学校、楽しいかい?」

「何で」

「いいから」

「…まったく。つまらない」

「辛い事とかあるか?」

「別に。辛い事はないけど」

「そうか…」




学校が楽しいなんて、そんなこと思ったことない。

汚れた教室中、息苦しいだけ。




「…何が聞きたい」



歯切れの悪い言い方に如何わしさを漂わせる。




「本当に何にもないんだな?」

「ない」

「嘘をつくなよ?」

「嘘ついて、何かなる?」

「いいや、別にないが」



また、屋上に入った時のような風がブワッと吹く。



「少し、気になることがあって」

「へぇ、気になることって?」

「……」



緊張感につつまれる空気。

いい予感がしない。




少し間があいた後、決心がつくように息を吐いた赤司。




自分には関係ないただの戯言かと思った私はこの後、ポケットに入れようとした手を止めることになる。









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「…昨日、なんで泣いていたんだ?」


そう。
その言葉に、ピシッと体が固まった。




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かのん(プロフ) - はにゃにゃさん» あわわわわわ!!感動なんて…とっても嬉しいです!はい、最近全然書けてませんが気長になってもらえるととても嬉しいです^^最後まで読んでいただきありがとうございました!! (2015年7月10日 22時) (レス) id: d7e3fe352d (このIDを非表示/違反報告)
はにゃにゃ - とっても感動しました!赤司様がカッコよすぎて…気づいたら泣いてました(本当です)これからも他の作品、頑張って下さい! (2015年7月10日 20時) (レス) id: f5f47fce80 (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - マリィさん» ありがとうなのだよ!です^^/// (2015年4月3日 16時) (レス) id: d7e3fe352d (このIDを非表示/違反報告)
マリィ - 泣けるのだよ(キリッ (2015年4月3日 16時) (レス) id: 722c74a1be (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - 黒蝶さん» わわわ!最後まで見ていただきありがとうございました^^そんなこと言ってもらえるなんて嬉しいです//わかりやすく伝わっていればいいな、と思います><本当にありがとうございました! (2015年4月2日 16時) (レス) id: d7e3fe352d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かのん | 作成日時:2014年11月23日 15時

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