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ボウルに入れた生クリームを電動の泡立て器で混ぜていると、ふいに腰に手が回り右肩に顎が乗せられた


「わ、危ないよ悟くんっ!」

「はは」


休日に趣味のお菓子作りをしていると、突然任務がキャンセルになった悟くんが家に訪ねてきた


至って普通の独り暮らし用のアパートに住んでるのだが、背のが大きい悟くんと比較するとチグハグで申し訳なくなる


私の家に置いていた部屋着を着ており、仕事中でもないためトレードマークの目隠しは外されて綺麗な瞳が晒されている





「ねえ、まだ出来ない?」

「作り始めたばっかりだよ…お腹空いてるなら先に何か軽く摘まめるもの作ろうか?」

「いや、昼飯は食べてるよ。甘いものが欲しいだけ」

「あら、じゃぁ先に甘いココアの方がいいかな?」

「さっすが山田太一!飲む飲むー」


言うと我先にとテーブルに座る悟くん
その姿が可愛らしくて思わず笑みが溢れた


程なくして飲みやすい温度で作った特製ココアを悟くんの前にコトリと置く



「今日は泊まっていくの?」

「いや、夜には別件の任務があるから家に帰るよ」

「そっかあ、残念」

「寂しい?」


ココアを飲みつつ悪戯っぽく微笑む悟くんはとても色っぽくドキリとする


「もう、いじわるなんだから」


赤らんだ顔を誤魔化す様に顔を背けると、ぐっと後頭部を掴まれリップ音と共に唇に柔らかい感触




「…あまい」

「ココア飲んでるからね」

「ふふふ…だね」




笑って今度は私が悟くんのほっぺに唇を落とした





この穏やかで幸せな時間を失いたくなくて

抜け出せないのは罪だろうか

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- わー!めっちゃすきです! (2021年3月13日 19時) (レス) id: c890e5f159 (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - 舳さん» 嬉しいっ!!ありがとうございます!(´▽`) (2021年2月25日 19時) (レス) id: 9c488eb26d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - しんどい…語彙力失いましたとても好きですありがとうございますヽ(;▽;) (2021年2月24日 19時) (レス) id: 1f83f3c66d (このIDを非表示/違反報告)
神無月(プロフ) - かのんさん» かのんさんの欲望の塊を楽しみにしてます((( ・`ω・´)キリッ (2021年2月21日 15時) (レス) id: 27e0c87bdc (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - 神無月さん» コメントありがとうございます!これからも欲望のまま書きなぐります!(o≧▽゜)o (2021年2月21日 15時) (レス) id: 9c488eb26d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かのん | 作成日時:2021年2月17日 8時

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